2023年の暗号資産・Web3業界の10の予想

目次

  • 前提
  • 1.マーケット環境は引き続き厳しい
  • 2.クリプトファンドは苦しく、スタートアップも資金調達は困難
  • 3.L1やL2も選別が進む、独自ブロックチェーンは増える
  • 4.GameFiは一度成功して、踊り場も経験する
  • 5.NFTはインターネットの新しいツールとして緩やかに一般に浸透する
  • 6.DeFiのCeFiに対するシェアは高まるものの、持続性は引き続き課題
  • 7.これまでと異なる事業環境
  • 8.規制は厳しい目線が注がれながらも、決定的な枠組みは生まれず優柔不断な状態が続く
  • 9.ステーブルコインの競争環境
  • 10.AIとWeb3
  • 総括

前提

本レポートでは、筆者の2023年の暗号資産・web3業界の10の予想を述べます。
2022年は、世界的なインフレーションの高まりを受けて、多くの主要国の中央銀行が金融引き締め政策に転換しました。
加えてロシアによるウクライナ侵略といった地政学リスクの高まりを受け、投資家はリスクアセットを回避、結果、暗号資産やNFTなど関連するアセットクラスは大幅な価格下落に陥りました。
そして、それらを引き金としたTerraUSD(UST)、3AC、Celsius、FTX の破綻などの負のスパイラルが業界全体を襲いました。暗号資産の歴史10年超を俯瞰しても、これほど痛みを経験した年はなかったと振り返れます。
一方で、EthereumのThe Mergeの成功、世界的なビッグブランドやラグジュアリーブランドあるいはコンテンツホルダーがWeb3業界に参入したり、勢いは短期間で失われたもののStepnなどが新しいブロックチェーンのコンシューマアプリケーションの可能性を見せたなど、悪いニュースと比較するとやや霞むものの、業界の進展ももちろん見られました。

今回は、これらを経て2023年はどのような年になるか、筆者の視点で予測します。ただし予め免責として、私の予想に限らず年始の予想というのは大抵外れたり、全く予想外のことが起きるものです。特にマーケットに関わる予想ほどあてにならないものもありません。また金融市場も事業環境も刻一刻と変わっていくことから年初という特定の時点での予想は、エンターテイメント以上の役割はあまりありません。それでも私が年始予想を書くのは、エンターテイメントとしては面白いことと、私も読者として他者の年始予想を読んでそれ自体ではなく、そこから「少なくとも皆はこう考えているから、ここに資金が向かうかもしれない、競争が激しくなるかもしれない」というような二元的思考をすることには意味があると感じるためです。また本予想は、HashHubを代表する予想ではなく、あくまで筆者個人の予想であることも免責しておきます。
予想は、マーケット・ビジネス環境・技術トレンドの分野は問わず、10の要点で纏めています。

また挨拶が遅れましたが、本年もどうぞ宜しくお願い致します。

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