世界の暗号資産取引所ビジネスの定点観測レポート【21年4月版】
2021年04月15日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)
目次
- 前提
- 現物市場の取引データおよび各社の主要なアップデート
- Binance
- Coinbase
- デリバティブ市場の取引データおよび各社の主要なアップデート
- FTX
- 取引所トークンと関連する各種データ
- 総論
前提
今月の取引所マーケットレポートを公開します。3月は底値を切り上げていく形でBTCやETH等のメジャー銘柄が価格を上昇させたほか、BNBやFTT等の取引所トークンが大幅に上昇しました。価格上昇の一方で、取引高は韓国系のUpbitとBithumbを除いて鈍化傾向にあり、多くの取引所が2月の取引高を下回りました。
取引所ビジネスの動向としてはNFTの盛り上がりを受けてNFT(Non-Fungible Token)関連銘柄の取り扱い、あるいは自社プラットフォームでのNFTの取り扱いの開始が挙げられ、今後も長期的に盛り上がりそうな分野としてはトークン化株式が挙げられます。特にトークン化された株式の売買は通常の証券会社経由の売買とは異なるユーザー体験が可能であり、規制に準拠する形で実現すれば金融商品取り扱いの形が大きく変わるポテンシャルがあります。
※免責事項:本レポートは、いかなる種類の法的または財政的な助言とみなされるものではありません。