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世界の暗号資産取引所ビジネスの定点観測レポート【20年9月版】

2020年09月10日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)

目次

  • 前提
  • 現物市場の取引データおよび各社の主要なアップデート
    • 共通
    • Binance
    • OKEx
  • デリバティブ市場の取引データおよび各社の主要なアップデート
    • FTX
  • 取引所トークンと関連する各種データ
  • 結論

前提

8月の取引所ビジネスの概観を行います。8月はDeFiの月と言ってよく、奔放なDeFiの動きにBinanceをはじめとする取引所が懸命についていき、トレーダーに取引機会を与えることに務めていました。DeFiの動きや取引高の推移は別途レポートでまとめますが、中堅取引所に匹敵する存在感を示し始めているのがUniswapであり、次点でCurveやBalancerが続きます。
この動きを見越してかすでにBinanceやHuobiは先物市場に力を入れており、こちらでは未だに圧倒的な優位性を保っています。現物市場に関しては、特にEthereumの手数料の高さが取り沙汰されていますが、トークン発行と取引ペア形成の自由度が桁違いであることがEthereum上でのDEXに大きな優位性を与えています。
取引所は取引高の伸びに伴って大きな利益をあげている一方で、DeFiの勢いの強さと台頭の早さに戦々恐々としているでしょう。
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※免責事項:本レポートは、いかなる種類の法的または財政的な助言とみなされるものではありません。