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DeFiにおける戦争の歴史を振り返る

2023年03月09日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)

目次

  • 前提
  • DeFiにおける戦争の歴史を振り返る
    • Curve Warsの概要
    • Curve Warsの動向
    • Liquidity Warsの概要
    • 何のためのDAO、トークンなのか
    • GLP Warsの概要
  • 今後どのようなWarsが起きる可能性があるか
  • 総括

前提

本レポートでは、DeFiでたびたび話題となる”Wars”と表現される競争が起きてきた現象を振り返って解説します。

DeFiプロトコルは、トークンによって主体が分散的に運営されることがあり、それが他のDeFiプロトコル同士とのComposability(構成可能性)を可能にしています。中でもプロトコルの運営はDAO(自律分散型組織)によって意識決定が行われ、一般的にはガバナンストークンによる投票が用いられます。

このガバナンストークンは、時価で売買することができるためガバナンストークンを入手して自己の何らかの利益のために、そのトークンを入手するインセンティブがユーザーだけでなくDeFiプロトコルにも生まれる可能性があります。

DeFiプロトコルにまたがってトークンやそれらに付随する経済合理性ゆえに競争し合う事象が戦争であると言われている背景です。DeFiでは様々Warsが起きており、その様相をまとめたDeFi Warsというサイトが参考になります。
参考:Defi Wars

今回は、それらWarsがどのようなものであったか振り返り、そのメカニズムへの大局的な把握を目的にしています。本レポートを読むことで、複雑性を増しつつあるDeFiのComposabilityを前提としたプロトコル同士の動的な繋がりやその動向に対する理解を深めることができるでしょう。

HashHub Researchでは、本レポートで紹介するCurve Wars、Liquidity Wars、GLP Warsのそれぞれについて詳細に解説しているレポートを公開しています。今回ご覧いただき興味を持たれた読者は、関連レポートから詳細を把握いただくことが可能です。

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※免責事項:本レポートは、いかなる種類の法的または財政的な助言とみなされるものではありません。