Curve War Curveを用いたDeFiプロトコルの成長

目次

  • 前提
  • CRVのインセンティブ設計とその性質
  • Convex financeの役割とその性質
  • Bribe(ワイロ)による他DeFiプロトコルの成長
  • 総論

前提

Curve Warとは、ステーブルトークンやDAOなどのプロトコルがCurvにおける自身のプールに流動性を確保するためにCRVトークンによるリワード(Bribe、ワイロ)が一番高くなるようにCurveを活用するプロトコルの競争のことであり、この競争によりCRVトークンには常に強い需要が発生しています。
このような競争は初期的にはStake DAO、Convex Finance、Yearn Financeの間で行われていました。しかし昨今においては、比較的新しいプロトコルであるAbracadabra、Olympus DAO、Frax FinanceなどがCurvを活用して自身のトークンの流動性を確保するのみならず、CRVトークンによるインセンティブを巧みに活用することで自身のトークンのインフレ―ションを抑制しながらプロトコル価値の向上に応用されています。
ソフトペッグ系トークンに特化したAMM(Automated Market Makers、自動マーケットメイカー)であるCurveが単なる非中央集権の交換所ではなく、DeFiエコシステムにおける重要な要素となりつつあることを本レポートでは解説します。なお、本レポートではCurveおよびConvex Financeの仕組みなどの説明は省略していますので、事前に以下のレポートをお読みいただくと理解が深まります。
ソフトペッグ系トークンの最良レートを提示するCurveとCRVの概要:
Convexの概要 Curve特化のファーミング効率化プラットフォーム:

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