世界の暗号資産取引所ビジネスの定点観測レポート【21年5月版】
2021年05月14日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)
目次
- 前提
- 現物市場の取引データおよび各社の主要なアップデート
- Binance
- Coinbase
- デリバティブ市場の取引データおよび各社の主要なアップデート
- 取引所トークンと関連する各種データ
- 総論
前提
5月版の取引所ビジネスの定点観測レポートを配信します。5月は引き続き相場が活況であったこともあり、大手取引所を中心として取引高が再度大きく伸びています。ただし、今回の盛り上がりはBTCやETH、あるいはDeFiトークンが主導していた相場とはやや異なり、Dogecoinを真似た犬系のコインが一時的に100倍に高騰したり、詐欺と非難されても仕方ないスキームでの売り出しを行っているコインが散見されたりとリテラシーの低い層をターゲットにしたものや射幸心を煽るものが多く見られ、持続可能性がないことが明らかな盛り上がりも見られました。
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現物市場の取引データおよび各社の主要なアップデート
先月に引き続き韓国拠点のUpbitの伸び率が大きく、ついにHuobiとOKExを抜き去り第二位の取引高を記録しました。人気のペアにはBTCやETHのほかにEOSやETCが含まれており、やはり日本同様にグローバルとは異なる銘柄が人気を博しています。特異な銘柄としてはMAROやBFTが挙げられ、韓国主導で価格が大きく上昇したプロダクトであり、DogeやShibainu等の犬系コインと同様にバブル期に見られる現象の一つです。
Binance
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