取引所主導の独自ブロックチェーンとDeFiの躍進 2021年上半期の状況概観や各社の戦略
2021年03月13日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)
目次
- 前提
- 取引所主導の独自ブロックチェーンの躍進
- Binance、HuobiはEthereumをフォークしてどのように差別化しているのか
- FTXの戦略考察
- 取引所が主導するブロックチェーンは生き残り続けるのか
- 総論
前提
本レポートでは、暗号資産取引所が主導する独自ブロックチェーンとDeFiの躍進について解説します。2021年上半期の状況概観をした上で、各社の戦略の考察を行います。
今回取り上げる企業はBinance、Huobi、FTXの3社です。これらの企業は2021年上半期現在、DeFi(分散型金融)の分野で存在感を高めつつあります。
Binanceは独自ブロックチェーンBinance Smart Chainを開発し、経済圏を拡大させています。Huobiも同様に独自ブロックチェーンHuobi Eco Chainを開発しています。FTXは独自ブロックチェーンではないものの、新興ブロックチェーンのSolana上のアプリケーションとして複数のプロジェクトをリードしていす。
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HashHub Researchでは、中央集権取引所がDeFiにどのように向き合っているかを取り上げたレポートを2020年9月に公開しましたが、執筆から半年経ち状況は大きく変わりつつあります。
今回のレポートでは、2021年3月現在での取引所が主導するDeFiや独自ブロックチェーンの状況を広く概観・考察します。
※免責事項:本レポートは、いかなる種類の法的または財政的な助言とみなされるものではありません。