Binance Smart Chain上のDeFi概観(2020年12月版)
2020年12月21日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)
目次
- 前提
- Binance Smart ChainのDeFi拡大戦略を5つの要点に整理
- EVM互換によるアプリケーションの取り込み
- インターオペラビリティ
- 戦略的DeFiファンド
- Launch Pool
- Binanceカストディのアセット群
- 数値で見るBinance Smart Chain
- Binance Smart Chain上の主要なDeFiプロジェクト
- Venus
- Pancake Swap
- For Tube
- Cream
- Qian Protocol
- 総論
前提
本レポートでは、Binance Smart Chain上のDeFi(分散型金融)の2020年12月時点の状況を概観します。Binance Smart ChainはBinance Chainを拡張させる形で2020年9月に公開しました。TendermintをベースにしたBinance Chainのパラレルチェーンとなっており、Binance Chainのアセットをスマートコントラクトでプログラマブルにするためのブロックチェーンです。他の大きな特徴は、EVM互換でEthereumのスマートコントラクトをデプロイできるブロックチェーンであるということです。
関連レポート:Binance Smart Chainの概要、アーキテクチャ、BNBのステーキング要件
https://hashhub-research.com/articles/2020-06-02-binance-smart-chain-overview
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関連レポート:中央集権取引所はどのようにDeFi(分散型金融)に向き合っているか(Binance、Huobi、FTX、OKExの事例・2020年9月時点)
https://hashhub-research.com/articles/2020-09-06-how-cefi-confronts-defi
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現在はEthereumと同様DeFiでの用途が活発で、様々なアプリケーションやプロトコルが開発されています。本レポートではBinance Smart Chainの近況を概観し、同ブロックチェーンの使用状況や拡大戦略、主要なプロジェクトを網羅します。
※免責事項:本レポートは、いかなる種類の法的または財政的な助言とみなされるものではありません。