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ペライチで捉える不動産トークン化事例

2024年07月24日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)

目次

  • 1.時価総額上位6銘柄の時価総額推移|24年01月01日〜24年07月23日
  • 2.取引高推移とその内訳|24年01月01日〜24年07月23日
  • 3.Propy、ELYSIA、Parclのペライチ解説
本レポートでは、不動産トークン化に関連する代表的なプロジェクトの調査現在の【主なサービス内容】【対象となる顧客】【収益源】をペライチにまとめ、その特徴を概説します。なお、今回は独自ファンジブルトークン(FT)を実装したプロジェクトに限定して調査を行います。
昨今の不動産トークン化事例をサクッとキャッチアップする目的でご参考ください。
【関連レポートの紹介】
「不動産のトークン化」に関する入門解説は以下のレポートをご参考ください。
また今回は取り上げることはありませんが、独自FTを実装してはいない不動産トークン化・プロジェクトも、もちろん存在します。以下に代表的なプロジェクトの解説レポートを添付します。併せてご参考ください。

【要旨】

  • 本レポートの調査対象期間:24年01月01日〜24年07月23日
  • 調査対象:調査時点で独自ファンジブルトークンを実装する12の不動産トークン化・プロジェクト(Coingekco参照)
  • 代表的なプロジェクトの選定方法:調査対象期間中のトークンの時価総額の大きさ、24h取引高の活発さを参考に3銘柄を抽出
  • 上記方法に沿って抽出した3銘柄の【主なサービス内容】【対象となる顧客】【収益源】をペライチにまとめ、その特徴を概説します。 
    1. Propy
    2. ELYSIA
    3. Parcl

1.時価総額上位6銘柄の時価総額推移|24年01月01日〜24年07月23日

上グラフはネイティブトークンを実装する不動産トークン化・プロジェクトの上位6銘柄の時価総額推移を示しています。
いずれも3月から5月にかけて時価総額を伸ばしていますが、時価総額上位に位置するPropy、ELYSIAは現時点で年始よりも時価総額を伸ばしている一方で、IMOとRentberryは時価総額は減少。また今年ネイティブトークンをローンチしたParclはわずかに時価総額を増やしたEtherlandを抑えて時価総額3位につけています。

2.取引高推移とその内訳|24年01月01日〜24年07月23日

上図は調査対象期間中の24h取引高/日の推移を示した積立棒グラフおよび市場占有率(24h取引高)の推移を示した100%積み上げ面グラフです。
取引高/日に着目すると、3月を境に取引量増加、4月後半にピークを迎え、5月後半から取引量/日が安定しています。
市場占有率は4月を境に、その内訳が大きく変化していることがわかります。
4月前半まではPropyとELYSIAの取引高が全体の9割近くを占めており、残り1割近くをUSP TokenとEtherlandが占めています。
一方、4月後半からは同時期に独自トークンをローンチ&エアドロップしたプロジェクトParcl($PRCL)が8割近くを占め、残りの2割近くをPropyとELYSIAが占めています。なお、エアドロップ後の大規模な売り圧によりParclプロトコルのTVL(DeFiLlama参考)は激減。時価総額も減少傾向にあります。(下図参考)
下図は調査現在過去ひと月の市場占有率を示したドーナツグラフです。この内訳からも4月後半から観測される傾向が相変わらずに現在も続いていることがわかります。
いずれにせよ、昨今の時価総額推移、24h取引高の両方の観点からもPropy、ELYSIA、Parclの3プロジェクトが今回の調査対象の中では活発なプロジェクトであると評価できるでしょう。
次節からはこの3プロジェクトの【主なサービス内容】【対象となる顧客】【収益源】をペライチにまとめ、その特徴を概説していきます。

3.Propy、ELYSIA、Parclのペライチ解説

3.1.Propy($PRO)|初期の不動産NFT化事例&取引プロセスの簡素化に注力するP2P不動産取引プラットフォーム

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