project EDGEの概要|DER(分散型エネルギー源)市場の効率的運用の模索
2021年10月06日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)
目次
- 前提
- EDGE概要
- EDGEによるDER市場の概要
- 総論
前提
本レポートはproject EDGEについて概説します。
project EDGEはその名称の通り、エッジネットワークに焦点を当てたプロジェクトです。対象領域は分散型エネルギー源(以下DER/Distributed Energy Resource)、つまり自家発電機や太陽光発電、蓄電池、電気自動車の蓄電池などのエッジに存在する電源の利活用を模索する取り組みです。下図のようにエッジと対話する各利害関係者や各種デバイスにDIDを付与することで個々のサイロが生む摩擦を解消し、効率的なDER市場の構築を目的としたソリューションを提案しています。
国内における送配電分離(送配電の自由化)は執筆時点ではこれからですが、今回はその先例として実質的に自由化されているオーストラリアの事例としてproject EDGEを取り上げ、その概要を解説します。
なおproject EDGEで用いるDIDの基盤となる分散台帳技術にEnergy web chainを採用しています。Energy web chain、及び関連事例については以下の関連レポートをご参考ください。
【関連レポート】
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