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オンチェーンゲームのオンボーディングを簡素化する「Cartridge」の概要と、パスキー導入のメリットや課題について

2024年09月21日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)

目次

  • 前提
  • Cartridgeの概要
  • 資金調達の内容
  • Cartridgeが採用する「パスキー」には課題も
  • 総括

前提

ここ数年、「ブロックチェーンゲーム」はクリプトエコシステムの中で急速に成長してきた分野となっています。これらのゲームの多くは、プレイヤーにNFTなどを通じてデジタルアイテムの所有権を提供し、その取引や収集が可能な独自の経済圏を形成している点が特徴です。
そして、Axie Infinityなどを筆頭に「Play to Earn」モデルが確立されるなど、従来のゲームでは見られなかった新しいプレイスタイルが登場し、多くのプレイヤーを引きつけるようになりました。しかし、この分野の急速な成長に伴い、オンボーディングとUX面での課題や、オンチェーン度合いの低さについても、同時に浮き彫りになっています。
そのような状況の中、2024年にはTONエコシステムを中心に、誰もが手軽に楽しめるweb3ゲームの登場と盛り上がりが顕著になってきています。
また、TONエコシステムのweb3ゲームが「マス層」をターゲットにしたブロックチェーンゲームであるのに対し、オンチェーンゲームと呼ばれる「コア層」を狙ったブロックチェーンゲームも台頭しつつあり、ブロックチェーンゲームの多様化が進みつつあるのが現状だと考えられます。
しかし、オンチェーンゲームは誕生から数年が経過しているものの、依然としてオンボーディングやUXの面で課題を抱えており、一般普及どころかクリプト層の人に遊んでもらうことすらままならない状況が続いています。それを踏まえて今回は、オンチェーンゲームにおける課題の一つである「オンボーディング」に焦点を当てたプロジェクトである「Cartridge」についてご紹介したいと思います。
画像出典:https://cartridge.gg/#play
[関連資料]
公式ウェブサイト:https://cartridge.gg/#play
公式ドキュメント:https://github.com/cartridge-gg/controller
公式Twitter:https://x.com/cartridge_gg
公式Discord:https://discord.com/invite/cartridge
公式GitHub:https://github.com/cartridge-gg/controller 

Cartridgeの概要

Cartridgeは、オンチェーンゲームの可能性を拡大するための革新的なインフラを提供するプロジェクトです。従来のブロックチェーンゲームは、主にNFTなどのプレイヤー資産をオンチェーンで管理するにとどまっており、ゲームエンジンやデータの多くが依然としてオフチェーンに依存しています。その結果、ユーザーは高いプラットフォーム依存の状態に置かれ、ユーザー生成のゲームロジックが持つ潜在的な可能性を十分に引き出すことができていないのが現状です。
このような課題に取り組むCartridgeは、より包括的かつ柔軟なオンチェーンゲーム体験の提供を目指しています。具体的には、従来のブロックチェーンがゲームエンジンの構築に適していないという問題を克服し、ユーザーにシームレスな体験を提供するためのテクノロジーを開発しています。また、誰もが容易にオンチェーンゲームをプレイできる環境の整備にも注力しています。
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※免責事項:本レポートは、いかなる種類の法的または財政的な助言とみなされるものではありません。