本レポートでは、Ethereumのリキッドステーキングデリバティブ（LSD）の概要、アップグレード後の展望について解説します。

日本時間4月13日に実施されたEthereumのアップグレードによって、ETHのステーキング報酬の引き出しと、ステーキングした32ETHのアンステークが可能となります。なお、引き出しが可能となるのはバリデーターであり、一般のETHホルダーは特段するべきことはありません。ただし、この影響でLSDに対して注目が集まっており、資産の流入が継続しています。
参照：Mainnet Shapella Announcement

この傾向は定期的にDeFiマーケレポートの中でも触れており、2023年1月以降、アップグレードの計画が決定したことにより着実にステーキング量を増やしてきました。
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本レポートでは、アップグレード後に起こる変化の前提知識を得るために、代表的なLSDであるLido、Rocket Pool、Frax Financeの概要を振り返り、LSDの今後の展望について考察します。