【特集:夏の選書】HashHubチームが、この夏に読みたい・すすめたい本
2026年08月15日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)
目次
- はじめに
- 【社会と仕事の距離を測り直す本】
- 『中年中心社会 』原田曜平著
- 『右腕が見た孫正義~「クレイジー」が世界を変える瞬間~』
- 『政治・経済 標準問題精講 四訂版(旺文社)』
- 『静かな退職という働き方 (PHP新書)』
- 【AIの時代に、人間の知性と言葉を取り戻す本】
- 『ヒトとAI』岡野原大輔(岩波新書)
- 『Z会 現代文キーワード読解[改訂版]』
- 『今日から役に立つ! 教養の「ことわざ」1500』
- 『幽霊の脳科学 (ハヤカワ新書)』古谷 博和 著
- 【休むこと、偶然に出会うことを楽しむ本】
- 『何もしない時間 脳の隠れた機能を最大限生かす』
- 『ここで唐揚げ弁当を食べないでください』小原晩(実業之日本社)
- 『さむわんへるつ』
- 編集後記
はじめに
夏休みは、何かを速く処理するための時間ではなく、普段なら後回しにする問いや、役に立つか分からない関心へ戻る時間でもあります。
社会の中心にいるのは誰か。大きな意思決定は、どのような組織と個人から生まれるのか。AIを使う私たちは、何を理解し、どんな言葉を持っておくべきか。そして、仕事から少し距離を取ることは、何を取り戻してくれるのか。
この特集では、HashHubメンバーがこの夏に読んでいる、または手に取ってほしいと考えた11冊を紹介します。ジャンルも難易度も揃えていません。気になる一冊から、夏の思考の逃げ場として開いてもらえれば嬉しいです。
【社会と仕事の距離を測り直す本】
社会の中心にいる世代は誰か。大きな意思決定は、どんな組織と個人から生まれるのか。そして、その社会で自分はどの程度働き、何を知っておくべきか。外側の構造と、自分の仕事の距離を行き来する4冊です。
『中年中心社会 』原田曜平著
推薦者:加藤諒(※若年層か中年かでいえば中年)
日本は長らく「高齢化社会」と言われてきました。
であるが故に、企業がマーケティングをする際に、高齢者をターゲットとするか、
もしくは、反作用的に若年層をターゲットとするかが主でした。
しかし、人口構成を少し違った角度から見ると、これからの日本社会の主役は高齢者でも若者でもなく、40代・50代の「中年」なのかもしれません。
本書が取り上げるのは、団塊ジュニア世代とポスト団塊ジュニア世代です。
就職氷河期や失われた30年の只中を生きてきた彼らは、これまで「割を食った世代」「かわいそうな世代」として語られることが少なくありませんでした。
しかし、著者の原田曜平さんは、その見方を反転させます。
人口規模が大きく、消費、政治、企業組織のいずれにおいても大きな影響力を持つこの世代こそ、これからの日本社会の中心になるのではないか、と論じます。
特に興味深かったのは、中年世代を単なる「若者と高齢者の間」としてではなく、二つの時代を知る「狭間の世代」として捉えている点です。
例えば、
であるが故に、企業がマーケティングをする際に、高齢者をターゲットとするか、
もしくは、反作用的に若年層をターゲットとするかが主でした。
しかし、人口構成を少し違った角度から見ると、これからの日本社会の主役は高齢者でも若者でもなく、40代・50代の「中年」なのかもしれません。
本書が取り上げるのは、団塊ジュニア世代とポスト団塊ジュニア世代です。
就職氷河期や失われた30年の只中を生きてきた彼らは、これまで「割を食った世代」「かわいそうな世代」として語られることが少なくありませんでした。
しかし、著者の原田曜平さんは、その見方を反転させます。
人口規模が大きく、消費、政治、企業組織のいずれにおいても大きな影響力を持つこの世代こそ、これからの日本社会の中心になるのではないか、と論じます。
特に興味深かったのは、中年世代を単なる「若者と高齢者の間」としてではなく、二つの時代を知る「狭間の世代」として捉えている点です。
例えば、
- バブル的な価値観と、失われた30年以降の価値観の両方を知っている
- テレビや紙といった旧来型メディアと、PC・スマートフォン以降のデジタルメディアの両方を経験している
- 上の世代の論理を理解しながら、若い世代の価値観にも比較的適応できる
つまり、中年であることは「若くなくなった」という弱みだけではなく、異なる世代や価値観を接続できる強みにもなり得ます。本書も、ミドル層を若者と上の世代をつなぐ存在として位置づけています。
社会は、いつの間にか大きく変わります。
そして、その変化は新しい技術や若い世代だけから生まれるとは限りません。
「若者が未来をつくり、中年はそれについていく」という単純な構図ではなく、人口の中心にいる中年世代がどう変わるかによって、日本社会そのものが変わる。
自分の年齢や世代を考えるだけでなく、これからの日本で誰が社会を動かしていくのかを考えるきっかけになる一冊です。
社会は、いつの間にか大きく変わります。
そして、その変化は新しい技術や若い世代だけから生まれるとは限りません。
「若者が未来をつくり、中年はそれについていく」という単純な構図ではなく、人口の中心にいる中年世代がどう変わるかによって、日本社会そのものが変わる。
自分の年齢や世代を考えるだけでなく、これからの日本で誰が社会を動かしていくのかを考えるきっかけになる一冊です。
『右腕が見た孫正義~「クレイジー」が世界を変える瞬間~』
推薦者:Junya Hirano
著者のアロック・サーマはモルガン・スタンレー出身の投資銀行家で、ニケシュ・アローラに誘われてソフトバンクに入り、ソフトバンク・グループ・インターナショナルのCFOなどを務めた人物です。
Armの買収やSprintとT-Mobileの統合、そして10兆円規模のVision Fundが作られていく時期を、孫正義の近くで関与した経験を記しています。2020年以降のソフトバンクグループは完全にグローバルの投資企業になっており、以降の孫正義の評伝は決算説明会などの場所以外の情報からは国内の人物から語られることは難しくなっています。
本書には孫正義の有名な成功談だけではなく、意思決定の癖、部下との距離感、投資への執着、巨額の資本を扱うことで組織に生まれる歪みまでかなり生々しく書かれており、原題は『Money Trap』というタイトルになっています。
ビジョンファンドが大きくなりすぎて、良い会社を安く買うのではなく、巨大な資金を投下できる会社を探さなければならなくなった時期のストーリーも網羅されています。
それでも、孫正義氏は、他の人より遠い未来を考えること・その未来が本当に来ると確信できるなら、コンセンサスが形成される前に行動すること。
十分なサイズで賭けることをどういったスケールで実行しているか、それを同じ日本人がここまでやっているのかと生々しく描かれる貴重な本です。
ビジョンファンドが大きくなりすぎて、良い会社を安く買うのではなく、巨大な資金を投下できる会社を探さなければならなくなった時期のストーリーも網羅されています。
それでも、孫正義氏は、他の人より遠い未来を考えること・その未来が本当に来ると確信できるなら、コンセンサスが形成される前に行動すること。
十分なサイズで賭けることをどういったスケールで実行しているか、それを同じ日本人がここまでやっているのかと生々しく描かれる貴重な本です。
『政治・経済 標準問題精講 四訂版(旺文社)』
推薦者:義務教育に自信がない男
最近、政治と経済について勉強し直しました。
大統領と首相は何が違うのか。ホッブズ、ロック、ルソーは何をめぐって揉めていたのか。中央銀行は何をしていて、金利が動くとなぜニュースになるのか。
どれも聞いたことがあります。
知っているかと言われると、少し怪しい。
大統領と首相は何が違うのか。ホッブズ、ロック、ルソーは何をめぐって揉めていたのか。中央銀行は何をしていて、金利が動くとなぜニュースになるのか。
どれも聞いたことがあります。
知っているかと言われると、少し怪しい。
大人になると不思議なもので、政治や経済について意見を求められる機会は増えるのに、本当に知っているかを試される機会はほとんどなくなります。そこで、高校生に混ざって試され直すことにしました。
よくできた問題集です。知らないことは間違いとして処理してくれます。「解釈の違い」や「人それぞれ」といった便利な逃げ道は、選択肢にありません。
よくできた問題集です。知らないことは間違いとして処理してくれます。「解釈の違い」や「人それぞれ」といった便利な逃げ道は、選択肢にありません。
ちなみに、この本にはWeb3、ブロックチェーンらしい言葉がほとんど出てきません。
まだ高校生に教えるほどの一般常識ではないのか、それとも中学生までに知っているほど当たり前なのかもしれません。ゆとり教育世代の私には分かりません。
まだ高校生に教えるほどの一般常識ではないのか、それとも中学生までに知っているほど当たり前なのかもしれません。ゆとり教育世代の私には分かりません。
それでも、金融政策や財政、選挙制度、国際経済を復習してからニュースを見ると、以前より少しだけ話がつながって見えるようになりました。
ニュースについて何か言う前に、一度くらい問題を解いてみたい方におすすめです。
高校生向けです。
ニュースについて何か言う前に、一度くらい問題を解いてみたい方におすすめです。
高校生向けです。
『静かな退職という働き方 (PHP新書)』
推薦者:まだ退職していない男
「静かな退職」という言葉を初めて聞いたとき、仕事をしなくなった人の話だと思いました。
読んでみると、仕事はするそうです。
読んでみると、仕事はするそうです。
与えられた仕事をこなし、必要な成果を出す。一方で、出世のために際限なく仕事を抱え込まず、過剰な奉仕を避け、休暇を取り、勤務時間が終われば帰る。
読んでいるうちに、「静かな退職」という名前の方がよく分からなくなってきました。
読んでいるうちに、「静かな退職」という名前の方がよく分からなくなってきました。
仕事をして、給与を受け取る。
勤務時間が終われば帰る。
少なくとも、それだけなら退職ではありません。
それを「退職」と呼ぶのであれば、在職とは何をすれば認めてもらえる状態なのでしょうか。
少し気になります。
勤務時間が終われば帰る。
少なくとも、それだけなら退職ではありません。
それを「退職」と呼ぶのであれば、在職とは何をすれば認めてもらえる状態なのでしょうか。
少し気になります。
もちろん、仕事が好きならたくさん働いてもいいと思います。やりがいを感じることも、誰かのために余分に頑張ることもあります。
ただ、「やりたいからやる」と「やるのが当然だからやる」は、よく似ています。
外から見れば、ほとんど区別できません。
ただ、「やりたいからやる」と「やるのが当然だからやる」は、よく似ています。
外から見れば、ほとんど区別できません。
本書は、そんな仕事との距離について考えるきっかけになる一冊でした。
長期休暇にもおすすめです。
ただし、休暇中まで仕事との付き合い方について考える必要があるのかは、本書を読んでもよく分かりませんでした。
長期休暇にもおすすめです。
ただし、休暇中まで仕事との付き合い方について考える必要があるのかは、本書を読んでもよく分かりませんでした。
【AIの時代に、人間の知性と言葉を取り戻す本】
AIに答えを急がせるほど、理解することや、自分の言葉で言い直すことの価値は見えにくくなります。人間の脳、言葉、学び直しを、少し遠回りしながら考える4冊です。
『ヒトとAI』岡野原大輔(岩波新書)
推薦者:Shota Shimada
AIが先に答えを出し、人間の理解が後から追いつく時代に、専門性や責任をどう考えるべきか。その答えを求めて読みました。著者は、AIの提案を検証する知識が人間になければ、それは「ブラックボックスからの神託」になるといいます。この言葉に、自分が感じていた違和感を言い当てられた気がしました。明快な具体策はなく、読み終えてから関連する研究も探しましたが、問いは解けないままです。むしろ、人間の理解を学習する機械に追いつかせようとする発想自体が間違っているのではないか。そう考えると、問いは前より厄介になりました。
『Z会 現代文キーワード読解[改訂版]』
推薦者:一般常識に自信がない男
文章を書くとき、なるべく日常的な言葉を使うようにしています。
問題は、何が日常的な言葉なのか、自分ではよく分からないことです。
本を読んでいると、自分にとって当たり前の言葉と、世間にとって当たり前の言葉が少しずつずれていきます。
そこで私は、迷ったら高校生向けのこの本を開くことにしています。
問題は、何が日常的な言葉なのか、自分ではよく分からないことです。
本を読んでいると、自分にとって当たり前の言葉と、世間にとって当たり前の言葉が少しずつずれていきます。
そこで私は、迷ったら高校生向けのこの本を開くことにしています。
高校生が現代文を読むために知っておくべき言葉なら、社会人相手に説明なしで使っても、たぶん怒られないだろう。
そんな雑な使い方です。
そんな雑な使い方です。
先日、社内で知らない横文字を見かけました。
いつものように、この本を開きました。
載っていませんでした。
一般常識を知らなかったわけではなさそうで、少し安心しました。
どうやら専門用語か、その場所でだけ通じる言葉だったようです。
いつものように、この本を開きました。
載っていませんでした。
一般常識を知らなかったわけではなさそうで、少し安心しました。
どうやら専門用語か、その場所でだけ通じる言葉だったようです。
高校生は大変です。知らない言葉が試験に出れば、意味を考えなければなりません。間違えれば減点されます。
大人になると、知らない言葉について試験で減点されることはなくなります。
その代わり、知らないまま使うことができるようになります。
意味を聞かれなければ、なお安心です。
大人になると、知らない言葉について試験で減点されることはなくなります。
その代わり、知らないまま使うことができるようになります。
意味を聞かれなければ、なお安心です。
本書には「アイデンティティ」「共同体」「近代」「他者」といった、現代文でよく使われる言葉が整理されています。
語彙を増やしたい人にはもちろんおすすめです。
私は主に、語彙を減らすために使っています。
語彙を増やしたい人にはもちろんおすすめです。
私は主に、語彙を減らすために使っています。
『今日から役に立つ! 教養の「ことわざ」1500』
推薦者:でりおてんちょー
この本の内容を一言でいえば、人間関係やお金、仕事や人生など、いろいろな場面で使えることわざや故事成語をまとめた本です。正直、最初から1500個覚えようとすると大変ですが、パラパラ眺めているだけでも「こんな言い回しあったな」と思い出したり、「こういう場面で使えるのか」という発見があったりして、辞書というより読み物として結構楽しめました。ちなみに個人的には、こういう本はAI時代になればなるほど価値が出てくる気がしています。昨今、ChatGPTやClaudeをはじめ、AIを使えば誰でもある程度きれいな文章を書けるようになりましたが、その一方で、文章がどこか似たような雰囲気になりやすいとも感じます(あ、これAIでポン出ししたな、みたいな)。そんな中で、ことわざや故事成語、昔ながらの比喩をさらっと使えると、一気にその人らしい言葉になると考えています。例えば、「急がば回れ」や「餅は餅屋」のように一言で状況を共有できるような表現は、長い説明よりも伝わることがありますし、こうした言葉を自分の中に持っているだけで、AIに文章を書かせるときの指示や推敲の質も変わってくると思います。AIに執筆を任せられる時代だからこそ、自分自身は昔から残ってきた言葉や表現を知っておく。そのほうが、むしろ人間らしい文章を書けるのではないかと感じましたし、結局読み手は人間ですから、人間に馴染む文章を書けたほうが今後も損はないでしょう。なお、文章を書く人はもちろん、普段の会話やSNSで少し気の利いた言い回しを増やしたい人にもおすすめです。
『幽霊の脳科学 (ハヤカワ新書)』古谷 博和 著
推薦者:masao i
思うに、我々はもうちょっとだけ自己愛に溺れる怪物を演じた方がいい。2026年を生きる我々は人工知能に配慮しすぎてる。配慮がすぎる故にホモ・サピエンスとして大切なものを手放してしまっていることに気づきにくい、そんな時代に生かされているのかもしれない。
「アイデア出しや分析作業は君(人工知能)の方が得意だろうからお任せしたい。で、残りのこれらは僕がやるね。」というような感じで。「人間にしかできない」ことを血眼になって探してはみるものの、結局は人工知能の創造物or排泄物の後始末と責任を主に担い、「AIを理解し、タイパよく使いこなしてます」風のものわかりの良さそうな補佐役を演じる。「人工知能と競争して我々人間が勝てるわけないだろ。だったら最適な役割分担ってものは考えれば自然とわかるだろうに」と、モニターの向こう側にいる誰かがふんぞり返りながら言っている。「人間にしかできないこと」以外はやってはいけないと言わんばかりの気怠い空気。いるはずのない誰かが勝手にはじめた暗黙の縛りプレイ。
「あ゙ー、どっちが役に立つかどうかで自分の脳みその使い道と行末を制限しちゃうなんてくだらねー」そんなふうに吐き捨てたくもなるくらいに茹だるような暑い日々が部屋の外では続いている。ひんやりした部屋の中でこれは何だろうかと調べ、理解し、思考を紡いでいく我々の内側では、ニューロンがスパイクし、シナプスの可塑化が促され、何かと何かがつながり、えも言われぬ感動に溺れてハフハフする。そんな感動のハフハフ体験の多くを「人工知能の賢さにはわれわれ到底及びませんからね、てへへ」と愛想よく献上し、今はただ死んだ魚のような目つきで画面を眺めて成果物の完了通知を待っている。失ったものと引き換えに得たであろう待ち時間にハフハフしながら読んで欲しい。
茹だるような猛暑、脱水による血圧低下と眩暈(めまい)。身体のホメオスタシス(恒常性)が揺らぐとき、脳は「いるはずのないもの」を感知してしまうらしい。夏の夜に幽霊がふら〜っと出てくる背景には、そんな身体と脳の誤作動もあるのかもしれないのだとか。脳がいかにして「いるはずのないもの」を感じ、信じ、恐れ、配慮するのか。幽霊を入口に、ホモ・サピエンスの不思議で厄介な内側を覗きにいきたい。
【休むこと、偶然に出会うことを楽しむ本】
夏の読書に、役立つことや理解することだけを求める必要はありません。日常の見え方を少し変える文章、意識して何もしない時間、偶然の声に出会うラジオ。最後は、肩の力を抜くための3冊です。
『何もしない時間 脳の隠れた機能を最大限生かす』
推薦者:Hiroki Morita
集中した作業や会議、判断の後、脳がオーバーヒート状態で処理能力落ちた感覚になったことはありませんか?
みなさん、休みましょう。なぜなら、休んでる間も脳は働いてくれていて、その成果物こそが人間に求められる創造性と思考体力だから。
本書では、神経科学者である著者が、様々な研究や実例をもとに、脳の部位に紐づいて、我々のパフォーマンスがどのように変わるのかをわかりやすく解説してくれています。
「休む」=「寝る」だけではなく、少し散歩する、ゲームで遊ぶ、自然に触れる、ただボーっとするなども含まれます。これらが実は、仕事の成果に結びつくのだ!
みなさん、休みましょう!
みなさん、休みましょう。なぜなら、休んでる間も脳は働いてくれていて、その成果物こそが人間に求められる創造性と思考体力だから。
本書では、神経科学者である著者が、様々な研究や実例をもとに、脳の部位に紐づいて、我々のパフォーマンスがどのように変わるのかをわかりやすく解説してくれています。
「休む」=「寝る」だけではなく、少し散歩する、ゲームで遊ぶ、自然に触れる、ただボーっとするなども含まれます。これらが実は、仕事の成果に結びつくのだ!
みなさん、休みましょう!
『ここで唐揚げ弁当を食べないでください』小原晩(実業之日本社)
推薦者:Shota Shimada
なんと文章がキラキラしていることか。書かれているのは、働く、ごはんを食べる、街を歩くといった、他愛のない日常のこと。大きな成功もドラマもない毎日が、著者のフィルターを通すとこんなにも色鮮やかになる。思うようにいかない日々でも、まったく問題ない。読んでいるうちに、そう思ったので唐揚げ弁当を食べました。
『さむわんへるつ』
推薦者:Hiroki Morita
まず、本の推薦の前に、ラジオ視聴をオススメしたいです。
情報の入手ルートは、自分が関心あるものを積極的に取りに行くか、アルゴリズムで最適化されたものが受動的に入ってくる時代になりました。
そんな中、ラジオという媒体では、ランダムな情報が耳に入ってきます。普段聴くことのない専門家や職業の話に好奇心をくすぐられ、遠くの知らない視聴者の相談や孤独感にどこか共感を覚え、パーソナリティのくだらないエピソードで思わず「フヒッw」と笑ってしまいます。
さて、そんなラジオを題材にした青春ラブコメディである「さむわんへるつ」、ジャンプ連載なんですが、実はちゃんと「友情・努力・勝利」してます。リスナー同士のネタメール投稿で、これやってるのが凄い。試し読みはこちら。
情報の入手ルートは、自分が関心あるものを積極的に取りに行くか、アルゴリズムで最適化されたものが受動的に入ってくる時代になりました。
そんな中、ラジオという媒体では、ランダムな情報が耳に入ってきます。普段聴くことのない専門家や職業の話に好奇心をくすぐられ、遠くの知らない視聴者の相談や孤独感にどこか共感を覚え、パーソナリティのくだらないエピソードで思わず「フヒッw」と笑ってしまいます。
さて、そんなラジオを題材にした青春ラブコメディである「さむわんへるつ」、ジャンプ連載なんですが、実はちゃんと「友情・努力・勝利」してます。リスナー同士のネタメール投稿で、これやってるのが凄い。試し読みはこちら。
編集後記
社会と仕事の距離を測り直し、AIの時代に人間の知性と言葉を取り戻し、最後に少し休む。3つの章を並べてみると、いずれも「自分の時間と注意を、何に渡すか」という問いにつながっているように思います。
この夏、答えを急がず、気になった一冊を開いてみてください。連休明けにまた次の一手を考えるための、少し遠回りな材料になれば嬉しいです。
※免責事項:本レポートは、いかなる種類の法的または財政的な助言とみなされるものではありません。