Security Tokenの概観 期待されるメリット・課題・主要プロジェクト(2020年版)
2020年03月03日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)
目次
- 前提
- Security Token(証券トークン)の定義
- Security Tokenがもたらすと期待されるメリットを整理する
- 1. 流動性
- 2. 証券決済の業務フローの簡略化
- 3. スマートコントラクトによる配当や償還、およびコンプライアンスの自動執行
- Security Tokenに関わる主要企業やプロジェクト
- ・Bitgo/Harbor
- ・Securitize
- ・Polymath
- ・OpenFinance Network
- ・tZERO
- ・Templum
- なぜアメリカ企業は、Security Tokenに熱心なのか?
- 1.Regulation Dの見直し
- 2.適格投資家の範囲の拡大
- 3.IPOに関わるコストを削減
- 4.スタートアップや中小企業のための取引所の創設
- 現在のSecurity Tokenの課題
- Security Tokenが浸透後に中長期で可能になる新しいサービスや金融体験
- 総論
前提
本レポートでは、Security Tokenの概観を取り扱います。
これまでSecurity Tokenに関するレポートは複数公開していますが、本レポートでは、より網羅的に全体を理解することを目的にしています。
なお、本レポートで示す内容は2020年上半期時点の内容に沿っています。
過去に配信したSecurity Tokenに関するレポートで主要なものとしては、以下のようなものがあります。
*レポート:日本国内におけるSecurity Token(証券のトークン化)の現状・課題、およびその課題に対するアプローチ
https://hashhub-research.com/articles/2019-11-28-security-token-in-japan
https://hashhub-research.com/articles/2019-11-28-security-token-in-japan
*レポート:不動産のトークン化をパブリックブロックチェーン上で行うRealTの概要、実装、法的スキームまで
https://hashhub-research.com/articles/2019-11-14-realt-overview
https://hashhub-research.com/articles/2019-11-14-realt-overview
*レポート:2019年8月-9月のSecurity Token関連での注目の動向。規制されたトークンセールが完了と今後の懸念_Security TokenによるIPOなど
https://hashhub-research.com/articles/2019-09-19-sto-in-august-and-september
https://hashhub-research.com/articles/2019-09-19-sto-in-august-and-september
*レポート:2019年6月-7月のSecurity Token関連での注目の動向/シンガポール証券取引所もステークホルダーであるST取引所の1xなど
https://hashhub-research.com/articles/2019-07-25-security-token-jun-and-july
https://hashhub-research.com/articles/2019-07-25-security-token-jun-and-july
*レポート:Security Tokenの主要プロジェクトの概観(証券型トークン・セキュリティトークン)
https://hashhub-research.com/articles/2018-07-05-security-token-2018
https://hashhub-research.com/articles/2018-07-05-security-token-2018
※免責事項:本レポートは、いかなる種類の法的または財政的な助言とみなされるものではありません。