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Progmatとは何か?ブロックチェーン活用の妥当性と今後の課題

2025年04月02日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)

目次

  • 前提
  • Progmatとは何か?
    • 構成要素
    • 信託型ステーブルコインとしてのProgmat Coin
  • なぜブロックチェーンを使うのか?
    • ブロックチェーンの本質的価値
    • STにブロックチェーンを使う理由(特にコンソーシアム型)
  • 現在の構成(Corda × Quorum × Ethereum)は正しいのか?
    • メリット:制度対応と将来展開の両立
    • 限界とジレンマ
    • 課題に対する解決の方向性
  • Progmatが目指す未来:どこへ向かうのか?
  • 結論

前提

世界の金融市場では、RWA(Real World Asset)のトークン化が大きな潮流となっています。特に2023年以降、BlackRockやOndo Financeなどの大手プレイヤーが、米国債、不動産、貸付債権といった伝統資産をブロックチェーン上でトークン化する動きが加速しています。
一方で日本も、金融庁を中心に法制度の整備が進み、「セキュリティトークンによる私募社債の発行」や「STの流通市場整備」といった取り組みが広がっています。

実例:
Progmatは、日本におけるRWAトークン化の中核を担うプラットフォームであり、セキュリティトークン(ST)やステーブルコイン(SC)、ユーティリティトークン(UT)を活用して、「プログラマブルなネットワークで社会を繋ぎ、あらゆる価値をデジタル化することを目指す」構想です。本レポートでは、Progmatの概要を説明した後、Progmatが採用する構成(STはCorda、UTはQuorum、SCはEthereum)に着目し、なぜブロックチェーンを使うのか?この構成は正しいのか?どのような課題があるのか?を検討します。
他のRWAプロジェクトについて詳しくは以下のレポートを参考にしてください。

【関連レポート】

Progmatとは何か?

Progmatは、金融資産のデジタル化・流通・決済を統合的に支援するブロックチェーン基盤です。その設計は、資産の種類や規制要件に応じて、柔軟に異なるブロックチェーン基盤を使い分けることができる点が特徴です。
具体的には、証券、不動産、ユーティリティトークン、ステーブルコインといった多様な資産に対応し、各プロダクトが求める「必要十分なチェーン」を提供します。重要なのは、「主たる生活圏/プロセス」によって、オンチェーンかオフチェーンかという求められるチェーンが異なるという点です。これは優劣を比較するものではなく、適材適所での使い分けが鍵となります。

https://note.com/tatsu_s123/n/n53dbff7b1dd8


例えば、オンチェーンで生活しているユーザーにとっては、わざわざパーミッションドチェーンに切り替えるのは手間がかかり、面倒に感じることがあります。一方で、オフチェーンで生活しているユーザーにとっては、パーミッションレスチェーンを使うことで生じるリスクやコストが、その利点や期待される利益を上回る場合もあります。このため、オンチェーン領域向けのプロダクトはパーミッションレスチェーンを前提に、オフチェーン領域向けのプロダクトはパーミッションドチェーンを前提に設計されています。
このように、Progmatは各モジュールを相互に連携させることで、トークン発行から管理、決済までを一貫して提供します。そして、これにより今後の金融インフラの進化にも柔軟に対応できる基盤を実現しようとしています。

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