Web3.0における最新資金調達トレンド分析 #9
2024年02月25日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)
目次
- 前提
- 1.[Infra]_$191.68M
- 2.[Games]_$30.5M
- 3.[DeFi]_$8.3M
- 4.[Social]_$5.0M
- 5.[CeFi]_$4.0M
- 5.[その他]
前提
本シリーズでは、どのようなWeb3.0関連のスタートアップやプロジェクトに資金が集まっているのか、その最新の傾向とパターンを解説します。今回の#9では、2024年2月17日から2024年2月23日にかけての資金調達活動を調査し、どのカテゴリーが最も注目を集め、どのような特徴が見られるのかを分析しています。
【要旨】2024年2月17日から2024年2月23日にかけての資金調達活動
上グラフは24年度1月1日以降、調査時点までの資金調達総額の推移を表しています。#9の調査時点では累計約$1,179.6M、206件の資金調達を確認しています。中でも、インフラ関連の資金調達が最も盛んであり、その後にCeFi、そしてDeFiが続いています。
先週はEigenLayerやFlare Networkなど、モジュラーブロックチェーンやL1/L2を開発するプロジェクトによる資金調達が多く報告されています。また、Aster Networkを開発していることで知られるStartale Labsが、UOB Venture ManagementとSamsung Nextからのシードプラスラウンドで$3.5Mを追加調達しています。
※関連レポート
- Eigen Layer ミドルウェア層にEthereumのセキュリティを再利用して提供するプロトコルの概要
- Eigen Layerの現状 ロールアップ経済圏の拡大にみるEigen DAの競争優位性と課題
- Astar Network・Shiden Networkの概要 Polkadot経済圏で稼働するスマートコントラクトプラットフォーム
次に示すのは、「資金調達額(週単位)の推移」および当該期間中の「カテゴリー別の資金調達額」、「カテゴリー別ツリーマップ」です。
※グラフ記載の$_Mは当該期間中の調達合計、(_cases)は調達したプロジェクト件数を表しています。なお、資金調達報告は確認されているものの調達額が公開されていない場合は、ケースとしてカウントしてはいますが、調達額の計算には含んではいません。
※本レポートでは当該期間中のトレンドのみを取り上げて解説します。各プロジェクト概要は添付リストの概要欄をご参考ください。掲載プロジェクトに関する更なる調査を行いたい場合はレポート末尾に参考URLを記載しておりますので、該当のURLリンク先をご参考ください。
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