過剰担保型ステーブルコインPAI、そのPAIを用いたレバレッジイールドファーミングについて

目次

  • 免責事項
  • 要約
  • 過剰担保型ステーブルコインPAIとは
  • ステーブルコインPAIと各種ステーブルコインのおさらい
  • Parrot financeとは
  • PAIを用いたレバレッジイールドファーミングについて
  • apUSDTの概要とそのリスクについて
  • 総論

免責事項

今回のレポートは情報提供を主目的としており、有価証券投資(及びそれに準ずる暗号資産 ・トークン等)の勧誘を目的としておりません。 最終的な投資意思決定は、ご自身の判断でされるようご理解ください。そして、当該情報の正確性および完全性を保証または約束したものではありません。また、本情報に基づいて被ったいかなる損失についても一切責任を負いません。

要約

今回はSolanaブロックチェーン上にあるParrot Financeが発行するステーブルコインPAIの概要を説明します。また本レポート後半部分では、そのPAIを用いて、ステーブルコインをベースにしたレバレッジイールドファーミングの手法についてもご紹介します。昨今では幾多のステーブルコインプロジェクトが出ておりますが、今回の記事を読んでいただければ、他のブロックチェーン上で発行される類似プロジェクトへの理解も早まるでしょう。
また、本レポートでは個別プロジェクトを推奨しているわけではない点に留意してください。Solana上に展開されているウォレットのハッキング事件や同一人物による複数プロジェクトの立ち上げによるTVLかさ増し疑惑などの問題が取り沙汰されているため、実際にそのプロダクトを使う際には入念な調査を行ってください。

過剰担保型ステーブルコインPAIとは

ステーブルコインPAIと各種ステーブルコインのおさらい

Parrot Financeが発行するPAIは、Maker DAOが発行するステーブルコインDAIと類似しているステーブルコインプロジェクトになります。ステーブルコインの種類については大きく(1)法定通貨担保型、(2)暗号資産による過剰担保型、(3)アルゴリズム型、(4)ハイブリッド型の4種類に大別され、それぞれの概要を説明します。また、今回のPAIは「(2)暗号資産による過剰担保型」のステーブルコインプロジェクトになります。
  1. 法定通貨担保型
    法定通貨担保型のステーブルコインとは文字通り法定通貨による裏付けがされているステーブルコインを指します。代表例としてはTether(USDT)が挙げられ、Tether社が保管する法定通貨に1:1で裏付けられたステーブルコイン(USDT)が発行され、利用者はいつでも法定通貨に償還することが可能です。ただし、裏付けの法定通貨が十分にないと懸念されているステーブルコインも存在しており、発行体のクレジットリスクを考慮する必要があります。

  2. 暗号資産による過剰担保型
    暗号資産による過剰担保型のステーブルコインとは、法定通貨担保型ステーブルコインの担保部分を暗号資産に変えたものです。1ドル相当のステーブルコインを発行するためには、1ドル以上の暗号資産を担保とする必要があり、過剰担保型とも呼ばれています。法定通貨担保型とは異なり非中央集権的な暗号資産の性質を持つことがメリットで、過剰担保による資金効率の低下がデメリットとして挙げられます。

  3. アルゴリズム型
    アルゴリズム型はFRAXのようなステーブルコインがあります。FRAXは法定通貨担保型ステーブルコインとFRAXのガバナンストークン(Frax Share)を担保に、アルゴリズムによってその担保比率を調整するようなステーブルコインプロジェクトです。そしてUSTやUSDDのような無担保で、発行時に必要となるアルトコインの調整によって1ドルにペッグすることを目的としたステーブルコインプロジェクトも存在します。
    関連レポート:USDDの概要およびリスク分析

  4. ハイブリッド型
    上記の種類を組み合わせたステーブルコインプロジェクトになります。
上記のように主に4種類のステーブルコインが存在し、各種ステーブルコインのリスクに関するレポートも公開されているので、合わせて読むと理解が深まります。

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