医療分野におけるSSI(自己主権型ID)携行可能な健康データと社会の変容

目次

  • 前提
  • HIS(Healthcare Information System)の概要
  • 患者のプライバシーとセキュリティを守りながら、患者のデジタルデータをどのように利用するか
  • 医療分野におけるSSIのユースケース
  • 総論

前提

本レポートでは医療分野におけるSSI(自己主権型ID)のユースケースを概観し、また近年の新型コロナウイルス禍を背景にして生まれてきたポータブルな健康データとそれを取り巻く社会動向について考察します。
まず既存のクラウドベースの医療データエコシステムを構成するEHR(Electronic Health Records)やPHR(Patient Health Records)といった診察時のメモや放射線画像などの患者のプライバシーやアイデンティティに関するデータを記録するシステムを概観し、その上で医療の場でのデータ管理システムの課題である「患者のプライバシーとセキュリティを守りながら、患者のデジタルデータをどのように利用するか」という問いに対してSSIの概念がどのように役立つのかを考察します。
その後SSIのユースケースとしてPHRを利活用した医療分野でのIoT(モノのインターネット)活用や新型コロナウイルスの感染拡大下で生まれてきたSSIソリューションを概観し、その上で健康データと今後の社会をテーマに筆者の考察を加えます。
なお、本レポートではSSI、およびVC(Verifiable Credential)の基礎的な知識の提供は行いません。SSIおよびVCの解説は以下の関連レポートで行っています。

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