IDCがリーダー企業に選んだブロックチェーンサービスプロバイダー Accenture、IBM、Wipro、Infosys 4社の注力領域【2020年度】
2020年10月24日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)
目次
- 前提
- Accenture
- 概要
- IBM
- 概要
- Wipro
- 概要
- Infosys
- 概要
- 総論
前提
本レポートではIDC MarketScape:Worldwide Blockchain Service 2020でリーダー企業として選ばれたAccenture、IBM、Wipro、Infosys の4社がブロックチェーンを活用してどのような領域に注力しているのかを概観します。
これらの企業はエンタープライズ領域における多様なブロックチェーンのユースケースを探索し、専門的なサービスやアドバイザリー、ITコンサルティングサービスを提供するフルスタックプロバイダーです。エンタープライズ・アプリケーションのユースケースは、許可制ブロックチェーンを重視したものが多く、パブリックブロックチェーンのような最先端のユースケースを探るようなものではなく、成熟したユースケースに焦点を当てたものが多くを占めます。そのため、企業ごとの取り組みは「持続可能性」「柔軟なサプライチェーン」「行政システムのデジタル化」等々、現代社会が内包する課題に直結するケースが多く、それゆえに類似することも多々あります。とはいえ、それぞれの企業がもつネットワークの大きさや専門技術、ブロックチェーン技術以外のIoT、AI、クラウド技術の有無が影響し、差別化が図られています。
今回取り上げるリーダー企業はあくまでもIDCによる分析評価により選ばれたものであり、その他Everest Group、Juniper Research、BRGなどが選ぶ企業については、重複した場合を除き今回は取り上げていません。これらの企業についてはまた別の機会に取り上げ解説致します。
※免責事項:本レポートは、いかなる種類の法的または財政的な助言とみなされるものではありません。