オンチェーンキャッシュフローという概念 ステークホルダーへ収益をいかに分配するかのトークンエコノミクス

目次

  • 前提
  • スマートコントラクトがお金を稼ぐ オンチェーンキャッシュフローという概念
  • オンチェーンキャッシュフローの分配(MakerDAOの事例)
  • オンチェーンキャッシュフローをいかに分配するかのトークンエコノミクス
  • 総論

前提

本レポートでは、オンチェーンキャッシュフローという概念と、ステークホルダーへ収益をいかに分配するかのトークンエコノミクスの考え方について解説します。パブリックブロックチェーン上のスマートコントラクトプロジェクトにおいては、スマートコントラクトが収益を稼ぐというお金のフローが一般的になりつつあります。また、その稼いだお金がプロダクトを取り巻くステークホルダーにいかに分配されるかも多様化されつつあります。
2020年5月に配信した下記レポートでは、「ネットワークの株式のような暗号資産(Network Equity Token)」を紹介しました。Network Equity Tokenは、会社の株式ではなく、オープンソースのソフトウェアに対するステークホルダーの権利を示す暗号資産です。ブロックチェーンの世界においてはオープンソースのソフトウェアがスマートコントラクトで収益を稼ぐことが既に現実に起きています。ネットワークの株式のような暗号資産ではこの収益をステークホルダーが享受することが出来ます。
関連レポート:ネットワークの株式のような種類の暗号資産 暗号資産はなぜ価値を持つか?
https://hashhub-research.com/articles/2020-05-15-network-equity-token
ネットワークの株式のような種類の暗号資産とも関連しますが、本稿ではそれを前提にした上で、さらに理解を深めることを目的とします。
また、そもそもブロックチェーン上に構築され分散的にガバナンスされるスマートコントラクトプロジェクトは、従来の株式会社とも概念的に異なる点が多くあります。これについては下記のレポートで解説しています。
関連レポート:クリプト・暗号資産領域におけるプロジェクトの立ち上げ方 スタートアップとして創業して分散化に至るまでの道筋
https://hashhub-research.com/articles/2020-08-28-the-road-to-decentralization

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