Symbiontの概要 NasdaqやCitiが投資をする金融領域に特化したブロックチェーン企業

目次

  • 前提
  • Symbiont社の概要
  • 金融領域に特化した独自のブロックチェーンフレームワークAssembly
  • Symbiont社の主要なリリース
  • 総論

前提

本レポートでは、Symbiont社の概要について取り扱います。SymbiontはNasdaqやCitiが投資をする金融領域に特化したブロックチェーン企業で、既に複数の実績を公開しています。
例えば、2020年6月、大手資産運用会社のVanguardが、ブロックチェーンを用いたデジタルABS発行のパイロットテストを完了したと発表しました。米国で大口のABS発行を行っているBNY Mellon、Citi、State Streetらと共に、ブロックチェーン上でABSの決済ライフサイクルを再現することにも成功したことを明らかにしています。
関連レポート:資産や債権の証券化(ABS)とブロックチェーン そのメリットや主要プロジェクト
https://hashhub-research.com/articles/2020-06-22-abs-benefits-and-projects
この他にも複数の案件に参加しており、ニュースなどでは目立たないながらも、金融領域で実績を積み上げているスタートアップ企業です。今回は同社の略歴や製品を網羅します。
Symbiont公式サイト:https://www.symbiont.io/

Symbiont社の概要

Symbiontはニューヨークを拠点に金融領域でのブロックチェーンを活用したソリューションを開発する2013年創業のスタートアップです。より詳しくは後述しますが、金融でのユースケースに特化した独自ブロックチェーンフレームワークAssemblyを開発し、それを基盤として様々な金融機関に技術提供をすることを主な事業内容としています。
創業者のMark Smithは2013年にニューヨークでSymbiontを創業しました。Mark Smithは、金融企業Lava Tradingで社内ベンチャーLava FXの創業などを経て、親会社ごとCitiグループに買収をされています。共同創業者であるAdam KrellensteinとEvan Wagnerの2名はBitcoin上でトークンを発行するプロトコルであるCounterPartyを開発していた開発者です。2013年当時、Ethereumは存在せず、当時のブロックチェーン業界で最先端のアイデアを実践していた開発者であったと言えます。
2020年6月現在、これまで累計で$35Millionを資金調達して、そのうち直近では2019年1月にシリーズBをNasdaq Venturesがリードして$20Millionを調達しています。

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