RWAエコシステムマーケットレポート【2025年2月】：日本の規制のポイントと事例分析（後編）
2025年02月27日
この記事を簡単にまとめると（AI要約）
目次
- 日本におけるRWAトークン化に関連する規制動向の整理
- 1. 金商法（金融商品取引法）での位置付け
- 2. 資金決済法との関係
- 3. 前払式支払手段としての扱い
- 4. 預託法（預託等取引法）の留意点
- 日本で可能なRWAトークン化のビジネスモデルの事例
- 総括：日本のRWAトークン化ビジネスの展望
本レポートでは、日本でのRWA（Real World Assets）のトークン化による日本におけるビジネスモデルについて検討を行います。
前編・後編のシリーズであり、このレポートは後編です。前編では、2025年2月のRWAの市場動向や主要プレイヤーの動向を概観し、現在のRWA市場におけるビジネスモデルの類型を整理しました。
今回は、前編の内容を踏まえて、日本におけるRWAのトークン化による規制に関するポイントをまとめ、国内におけるRWAトークン化のビジネスにおける事例を取り上げて、成功要因について分析を行います。
日本におけるRWAトークン化に関連する規制動向の整理
RWAトークンの法的性質は、そのトークンが表章する権利内容によって、金融商品取引法（＝金商法）、資金決済法（暗号資産・電子決済手段・前払式支払手段など）、そして預託等取引契約に関する法律（預託法）など既存の枠組みに位置付けられます。
※免責事項：本レポートは、いかなる種類の法的または財政的な助言とみなされるものではありません。
