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【2024年GW選書】HashHubチームがこのGWに読んでいる、またはオススメの書籍

この記事を簡単にまとめると(AI要約)

目次

  • はじめに
  • 2024年HashHubメンバーがおすすめする書籍、コンテンツ

はじめに

クリプト、市場、経済学、社会学、経営、歴史、哲学、小説など、HashHubチームメンバーが2024年GWに読んでいる本や休暇中におすすめしたい本をご紹介します。数冊ピックアップして通読するのも良し、休暇中の気晴らしにほんの数ページ掻い摘んで読んでみるもよし、GWのお供としてご参考ください。

2024年HashHubメンバーがおすすめする書籍、コンテンツ

わが投資術 市場は誰に微笑むか

文責:Junya Hirano
日本株専門のヘッジファンドであるタワーK1ファンドの清原達郎さんの著書です。伝説的なファンドマネージャーの考え方を忖度なく記して、具体的な投資判断の遍歴まで書いた書籍です。2024年投資界隈で最も話題になった書籍ですでに読まれた方も多いと思いますが、その評価通り必読の書籍と言って良いでしょう。実践的な知識をマーケットの緊張感とともに読ませる文章力にも魅力を感じます。

イーロン・マスク 上下


文責:Junya Hirano
この10年で最もイノベーションを実現した人間の人生を追体験できます。その壮絶さと悪魔モードとも言われる会社が緊急時における彼の様子は真似できるものでもなく、またその人生を真似したいと恐らくほとんどの人は思わないでしょうが、それでもこういった人間を着火剤にして宇宙開発・電気自動車・ブレインマシーンインターフェースという複数分野の歴史を10年から20年早まったことは紛れもない事実で、その人生を知ることには価値があるでしょう。

DATA is BOSS 収益が上がり続けるデータドリブン経営入門

文責:Lawrence
株式会社一休 代表取締役社長の榊󠄀淳氏による書籍です。データドリブンというと、データサイエンティストがどんどん数字に基づき事業を成長させていくというイメージを持つ方もいるかも知れません。
この書籍では、データサイエンティスト(データを扱う人)の得意領域、そのデータのインサイトを用いてビジネスを前進する人、両者の役割を明確に定義してどのように経営をデータに基づいて改善していくのか提案しています。
コロナ禍で観光業界がすべて落ち込むなか、一休はなぜ売上を維持できたのか?その理由が分かる書籍です。
勘や経験則だけで成果に繋がらないことに悩む経営者や、その体制をどのように改善することができるのか考えたい方に最適な書籍です。

ルックバック

文責:Lawrence
『ルックバック』という作品は、少年ジャンプ+で連載されている『チェンソーマン』が代表作の藤本タツキさんの2021年発表の長編読切マンガです。公開当時、話題を呼び、2024年にアニメ映像化されます。あらすじとしては以下です。
自分の才能に絶対の自信を持つ藤野と、引きこもりの京本。田舎町に住む2人の少女を引き合わせ、結びつけたのは漫画を描くことへのひたむきな思いだった。月日は流れても、背中を支えてくれたのはいつだって──。 唯一無二の筆致で放つ青春長編読切。
以下、ネタバレありです。
この作品は公開当時に読んで感銘を受けました。私はこのマンガから「人生には突然理由もなく終わりが来ることもある」というメッセージを受け取りました。
主人公の少女である藤野と小学生時代から意気投合してマンガ家、絵描きの道を歩む京本。彼女らは少しずつ成長し、お互いの夢を叶えるために別々の道をたどります。
お互いの夢に向かってがむしゃらに、ひたすら絵を書き続ける二人はこの先どこかで人生が交差し、ストーリーが進むに連れ、素晴らしい功績を残すのではないか、という期待を感じさせられます。
ところが、美大に進学した京本に突然の暴漢の強襲により命を奪われてしまいます。彼女らの人生はこの先も続いていくかのような期待はあっけなく打ち消されます。
私達は、何気なく人生という時間を消費して毎日を過ごしています。その消費にはいつか終わりが来ることを自覚させらるのです。そして、それは明日かも知れない。
誰だって、自分という存在は特別に感じるもの。その人生が終わるのは特別なエンディングが用意されているように感じる人もいるでしょう。実際は、そうではない可能性もあり、あっけない終わりだってあり得るのです。
このマンガは、自分の人生をルックバックした時に「ああ、良かったなあ」と思えるよう自覚させること、そう過ごしたいと感じさせられます。
日々の生活や仕事、色々なことに張り合いを感じず、漫然と過ごしている日々に満足を感じていない人におすすめです。

価値創造経営ー企業事例から学ぶ8つのポイント

文責:Hiroki Morita
本書を一言で表すと、「Web3的思想で組織づくり・人事制度を構築した大企業の事例集」です。
タイトルのとおり、企業価値(=費用対収益力)向上の先進事例を取り上げているのですが、その内容が結果として「Web3的思想」つまりは、自律・分散・透明性といった要素を含んだ経営スタイルとなっていました。特に、サイボウズ社の取り組みはDAO(分散型自律組織)にかなり近い事例で、まさに良いとこ取りをした「Web2.5」という所感です。
「Web2」も「Web3」も共通しているのは、人が集まって何かを作り上げること。
畢竟、重要なのは、その集合体における自身の貢献が正当に評価されること。
株式会社の経営でも、DAOのルールやDappsのプロトコルでも、十人十色な皆が高いモチベーションを以って、自身のパフォーマンスを最大化する「仕組み」を作るにあたって、本書は有用であると思料します。

はなとゆめ


文責:Hiroki Morita
本書を一言で表すと、「清少納言の一人称視点小説を作ってみた」です。あらすじは、公式のプロモーションビデオ(約2分)が素敵な映像ですので、ぜひご覧いただければ幸いです。
著者は、小説家・脚本家の冲方 丁先生。代表作には、「マルドゥック・スクランブル」「天地明瞭」や「十二人の死にたい子どもたち」などがあります。
単行本の刊行は2013年ですが、本年のNHK大河ドラマで平安時代にスポットライトが当てられているいま、私も10年ぶりに本書を再読しようと思います。
このGWの機会に、あえて圧倒的中央集権の時代に浸ってみるのは、いかがでしょうか?

教養としての「金利」


文責:Jin Eguchi
BitcoinのETFが承認されたことで暗号資産の価格においてマクロ経済の影響が強まってきています。
そのマクロの動きにおいて参考となるのが金利の動向です。
X(旧twitter)において金利が○○だからビットコインの価格は云々と言うのを目にするでしょう。
それが正しいか否かを自分で判断できるようになるだけでも世界が変わります。また日々DeFiでAPY,APRを追いかけている方が多いかと思いますが、立ち止まって金利とは何ぞやと考えてみるのにもちょうどいい本です。
この金利にはどういう意味があるのか。このDeFiに預けて得られるトークンは虚無なのかそうじゃないのか。
この本を読んだ後はDeFiにおける金利について考え方を増やしてくれます。金利と言う知識を武器として増やすのにおススメの入門書です。

ちいかわ お友だちとのつき合いかた

文責:Jin Eguchi
暗号資産を長年たしなんでいると社会的に死んで来ませんか?私は死んでいます。
コンビニに行って店員とお話しできますか?私はアッアッ……って声が詰まってちぃかわになります。そんな時に!こちらの本です!
ちいかわといっしょに、お友だちづき合いのヒケツを学ぼう♪はい。恐らく対象層である小学生にも分かりやすく社会との付き合い方が書かれています。
下手な自己啓発本と違って精神論ではなく具体的な方法をもって社会との付き合い方を学べます。暗号資産と付き合ううちに頭がおサルさんになって、孤独にPCと向き合いながら無表情で時折ワロタとキーボードをタイプする貴方におススメです!

めくるめく数学。

文責:masao yanari
「童心に帰る」、そんな言葉が似合う数学エッセイ集です。13年、17年に一回大量発生する通称「素数ゼミ」の謎、ネクタイと「結び目理論」、その応用としての環状DNA研究、10本指で掛け算九九などなど、優しすぎてつまんない、なんてこともなく、連休中にゆるゆるしながら読むにはちょーどいい塩梅の難易度で綴られたワクワクな数学エッセイを約30本詰め込んだ一冊。観測(知覚)ツールを変えれば、世界の見え方が変わる。歳を重ねるとムダに(自称)偉くなりがち、数少ない手持ちの観測ツールの磨き込みすぎで、白黒わかったかのようなギラギラ俺理論に陶酔しがちで、そんな当たり前の知覚パラドックスにも鈍感になりがち、です。が、そんな溺れかけの我々中年にこそ、手軽にハッとするような「エウレカ」体験が得られる本書をお薦めします。

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