Farcasterエコシステムの現状|なぜFarcasterはFramesによって爆発的にユーザー数を伸ばしたのか
2024年02月14日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)
目次
- 導入
- Farcasterの概要
- Farcasterハブの仕組み
- Farcaterはデータレイヤーであり、アプリケーションには余白がある
- Framesエコシステムの現状
- Bountycaster
- Chess on Farcaster
- Base Quest
- Sell on Farcaster
- Faucets Frame
- Paragraph Frames
- 考察
- なぜFarcasterはFramesによって爆発的にユーザーを伸ばしたのか
- FramesがもたらすFarcasterの可能性
- 総括
導入
分散型ソーシャルネットワークプロトコルであるFarcasterを利用するユーザーが増加しています。ユニークデイリーユーザー数はそれまで2000台であったところから、ピーク時におよそ3万ユーザーを超える成長を見せています。
このような背景には、本レポートで解説するFramesというFarcaster上にアプリを展開できるフレームワークツールが提供されはじめたことが関係しています。
そこで、本レポートではFramesの仕組み、現状で形成されているFramesエコシステムの概要を解説し、今後のFarcasterの展望について考察を行います。
読者は分散型ソーシャルネットワークプロトコルの現状把握を通じて、オンチェーンプロトコルで形成されているユーザーの潮流や成功要因に理解を深めることができるはずです。
なお、Farcasterの概要については以下のレポートで解説を行っています。本レポートでも簡単におさらいしますが、以下のレポートシリーズをご覧いただき分散型ソーシャルメディア全体の存在意義を把握することで、より理解が深まるはずです。
関連レポート:
- 分散型ソーシャルメディアを理解する【前編】
- 分散型ソーシャルメディアを理解する【中編】|Farcasterを事例に「ユーザーがソーシャルグラフを所有する」仕組みを理解する
- 分散型ソーシャルメディアを理解する【後編】|分散型ソーシャルメディアが創造する新しいソーシャルプリミティブとは何か
※免責事項:本レポートは、いかなる種類の法的または財政的な助言とみなされるものではありません。