ウィークリークリプトニュースリキャップ(2023/6/23~6/30)
2023年06月30日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)
目次
- L1 &L2
- ZK Stack: Matter Labsが発表した開発フレームワーク
- Ethereumのステーキング利回りが1%以下になる可能性
- DeFi
- dYdXがCosmosベースチェーンのパブリックテストネットを公開する
- NFT
- ERC-721にセキュリティレイヤーを追加した新規格ERC-721x発表
- ID
- 「ID検証技術の主要トレンド」をテーマにDocuSighが記事を公開
- 市場動向
- BTCのオンチェーン分析
- MUFGがグローバル向けのステーブルコインを示唆
Read Time: 5 min.
このレポートでは、2023/6/23~6/30までに話題となったニューストピックからウィークリーサマリーを提供いたします。
今週のトピック
- L1 &L2
- ZK Stack: Matter Labsが発表した開発フレームワーク
- Ethereumのステーキング利回りが1%以下になる可能性
- DeFi
- dYdXがCosmosベースチェーンのパブリックテストネットを公開する
- NFT
- ERC-721にセキュリティレイヤーを追加した新規格ERC-721x発表
- ID
- 「ID検証技術の主要トレンド」をテーマにDocuSighが記事を公開
- 市場動向
- BTCのオンチェーン分析
- MUFGがグローバル向けのステーブルコインを示唆
L1 &L2
ZK Stack: Matter Labsが発表した開発フレームワーク
- Matter Labsは、ZKRollupを活用したHyperchainsを構築するためのフレームワーク、ZK Stackを発表
- オープンソースライセンスの下で開発され、低レイテンシと共有流動性を持つHyperchainsを構築できる
- ZK Stackは、特定のDeFi dappやNFTプロジェクトを構築している人向けではない
- ZK Stackは、特別なカスタマイズが必要な場合や、広範なエコシステムとの非同期接続が必要な場合に、自身のHyperchainをZK Stack上で構築することが想定される
Ethereumのステーキング利回りが1%以下になる可能性
- イーサリアムのステーキングの利回りは、年末までに約3%に低下し、最終的には1%以下になる可能性がある
- ステーキングの利回りが下がるにつれて、プロトコルは利回りを高める新たな方法を見つけなければならない
- イーサリアムのステーキングの利回りは、昨年9月の大規模なアップグレード直後に5%から6%の間で変動していた
- 一部の研究者は、最終的にはイーサリアムの大部分がステーキングされると予測しており、その場合、利回りは1%以下になる可能性がある
- リステーキング(ステーキングしたイーサリアムを再度コミットすること)は、将来の利回りの最も明らかな源泉になり得る可能性
- イーサリアムの創設者、ヴィタリク・ブテリンによれば、ステーキングされたイーサリアムとその利回りとの間の逆の関係は、設計上の妥協とも語っているという
参考記事:As Ether staking yields fall, protocols will have to get creative
関連レポート:レバレッジステーキングとリスク、そのリスクに賭ける際の投資戦略に関して
関連レポート:レバレッジステーキングとリスク、そのリスクに賭ける際の投資戦略に関して
DeFi
dYdXがCosmosベースチェーンのパブリックテストネットを公開する
- dYdXは、2023年7月5日17:00 UTCに公開テストネットをローンチ予定
- マイルストーン3では、リミットオーダーの設定やダイナミックファンディングレートなどの機能をテストネットに追加する
- マイルストーン4では、公開テストネットのローンチに必要な機能が完成。40以上のバリデーターがソフトウェアを実行予定
- 公開テストネットでは、ウォレットの接続、テストネット資金のリクエスト、オーダーブックの閲覧、マーケットオーダーの設定などのコアフローがテスト可能
参考記事:Public Testnet (v4 Milestone 4 is Complete)
関連レポート:dYdX Chainの概要 分散型無期限先物取引所プロジェクトはなぜ独自ブロックチェーンを構築するのか
関連レポート:dYdX Chainの概要 分散型無期限先物取引所プロジェクトはなぜ独自ブロックチェーンを構築するのか
NFT
ERC-721にセキュリティレイヤーを追加した新規格ERC-721x発表
-
概要
- CyberKongzがERC-721の新規格「ERC721x」を発表。保有者に2要素認証(2FA)を与え、NFT保有者の承認なしに送金されるのを防ぐ「ガーディアン」として2つ目のウォレットを割り当てることで、ERC721規格の安全性を高める実装となっている
- 仕組み
- ERC721xは「ロック」と「ガード」の2つのレイヤーで構成されています。1つ目のレイヤーは、ロックレジストリを利用することで、NFTをロックおよびアンロックし譲渡を有効/無効にすることができる。2つ目のレイヤーは、ガーディアンコントラクトを使い保有者に2要素認証を与えてNFTが保有者の承認なしに送金されることを防ぐ
-
問題解決
- ホットウォレットの利便性を維持しながら、コールド/ハードウェア/マルチシグウォレットのセキュリティを追加できる
※免責事項:本レポートは、いかなる種類の法的または財政的な助言とみなされるものではありません。