zkSyncのレイヤー3 ”Pathfinder(Opportunity)”

2022年10月31日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)

目次

  • 前提
  • レイヤー3
    • StarkWareのレイヤー3
  • zkSyncのレイヤー3「Pathfinder(Opportunity)」
    • zkSyncのPathfinder(Opportunity)の5つの特性
  • レイヤー3によって実現されるエコシステム
    • オンチェーンゲームとレイヤー3
    • 開発者がレイヤー3を選ぶインセンティヴ
  • 総括

前提


本レポートでは、Ethereumのレイヤー2に続く3層目の構造となるレイヤー3の全体像およびzkSyncが発表したレイヤー3であるPathfinder(名称変更によりOpportunity)の概要について解説します。
zkSyncとは、Matter Labsが開発するzkRollupを用いたレイヤー2ソリューションです。トランザクションのガス代を削減しつつ、セキュリティを維持しながら高速処理を実現するプロトコルであり、現在は送金、スワップ、NFTのミントをサポートしています。zkRollupは、ブロックの実行結果と同一の有効な状態の算出結果であるValidity Proofを生成し、レイヤー1のコントラクトでは生成されたValidity Proofの検証を行います。レイヤー1であるEthereumでのトランザクションの実行や検証にかかるコストを省くことができるためスケーリングソリューションとして活用されています。
2022年7月以降には、zkSync、Polygon、Scrollを開発するチームが、EVM互換性を有しより汎用的なzkRollupとするzkEVMのメインネット提供を目指して競争が見られるようになりました。 その中でもzkSyncはすでにテストネットを公開し、メインネットの公開はPolygon、Scrollよりも先にローンチされる予定(記事執筆時点では2022年10月28日)です。すでにzkEVM搭載のzkSyncにUniswapがデプロイされることが決定しています。
zkEVMについては、zkRollupの仕組みの概要や開発競争に至った背景やなぜzkEVMが待望されるのかについて以下のレポートで解説しています。

参考リンク
zkSync関連基本リンク
本文ではzkEVMがレイヤー2スケーラビリティの汎用性をより一層高める技術として成熟していくことを前提に、レイヤー2を活かした「レイヤー3の在り方」をzkSyncのPathfinder(Opportunity)を通して考察を行います。
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※免責事項:本レポートは、いかなる種類の法的または財政的な助言とみなされるものではありません。