今回のレポートは情報提供を主目的としており、金融商品・暗号資産・トークン等の勧誘を目的としておりません。 最終的な投資意思決定は、ご自身の判断で行うようご理解ください。そして、当該情報の正確性および完全性を保証または約束したものではありません。また、本情報に基づいて被ったいかなる損失についても一切責任を負いません。

このレポートでは、Lybra Financeが運営するLSD（Liquid Staking Derivative）担保型ステーブルコイン、eUSDについて取り上げます。まずはeUSDの概要を説明し、その後で各種詳細についてまとめています。最後には、LSD担保型ステーブルコインの競合状況や私の見解を総論としてまとめています。

LSD担保型ステーブルコインeUSD

Lybra Financeが運営するステーブルコインeUSDは、過剰担保型のステーブルコインで、担保として採用されているのはLSD（Liquid Staking Derivative）トークンであるstETHです。Liquid Staking市場は、DeFiにおけるTVL（Total Value Locked）の分類で、分散型取引所のTVLを超えて最も多くの資金が預けられており、非常に重要なセグメントとなっています。LSD市場についての詳細は、以下のレポートが参考になるでしょう。

参考レポート：リキッドステーキングに起きるナラティブの予兆

参考レポート：Liquid Staking | 効用と資本効率性