5分でふりかえる 今週のステーブルコイン決済インフラ|2025年11月第4週
2025年12月01日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)
目次
- ▼ Tier A(構造に効く:制度・インフラ・市場構造を動かす)
- ▼ Tier B(既存構造の拡張・実装:実用レイヤーの広がり)
- ▼ Tier C(観測・ローカル起点・ニッチ拡大)
- 今後の観測点
今週のサマリ
今週は、
- Visa・Deutsche Börse・U.S. Bank という「決済・証券・銀行」の中枢が、それぞれの制約の中でステーブルコイン/預金トークンを“正式レール候補”として自らのインフラに統合し始めた
- 同時に ASEAN・日本・インドといった地域で「法定通貨×トークン」「暗号資産×即時決済」の実務PoCや構想が、規模は限定的ながら具体的な実装フェーズに入ってきた
- 一方で 「APACローカル通貨建てステーブルコインの供給・利用は依然として限定的で、“現時点ではUSD建てステーブルコインが暗号資産経済の事実上の標準清算通貨であり続けている” ことが、アジアのローカル通貨トークンの停滞という形であらためて数字として確認された。
以下、今週「世界の決済インフラがどこで動いたか」を具体的に見ていきます。
※免責事項:本レポートは、いかなる種類の法的または財政的な助言とみなされるものではありません。