ステーブルコインの各種概要について
2023年03月11日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)
目次
- 免責事項
- 要約
- ステーブルコインの各種概要
- 法定通貨担保型ステーブルコイン
- 暗号資産担保型ステーブルコイン
- アルゴリズム型ステーブルコイン
- その他ステーブルコインの概要について
- 1. 利付け型ステーブルコイン
- 2. RWA(Real World Assets)担保型ステーブルコイン
- 筆者の考え
- 総論
免責事項
今回のレポートは情報提供を主目的としており、金融商品・暗号資産・トークン等の勧誘を目的としておりません。 最終的な投資意思決定は、ご自身の判断で行うようご理解ください。そして、当該情報の正確性および完全性を保証または約束したものではありません。また、本情報に基づいて被ったいかなる損失についても一切責任を負いません。
要約
今回は主にドルを中心とした法定通貨の価格にペッグさせることを意図するステーブルコインプロジェクトについてまとめていきます。ステーブルコインは基本的には価格が安定しているブロックチェーン上でのトークンです。そして、ブロックチェーンが持つ利便性により24時間365日どこにでも送金を安価で即座に行えます。送金以外にも分散型金融市場を活用することで、場合によっては比較的高い利回りでの運用も出来るため、暗号資産市場において非常に重要な存在として認知されています。本レポートではそのステーブルコインの種類を大きく3つに分けて説明します。それぞれ「法定通貨担保型ステーブルコイン」、「暗号資産担保型ステーブルコイン」、「アルゴリズム型ステーブルコイン」に分けて概要を説明していきます。その他、筆者が注目するステーブルコインの分野として「利付け型ステーブルコイン」と「RWA(Real World Assets)担保型ステーブルコイン」の概要をご紹介します。
そして各種ステーブルコインプロジェクトを見る際にステーブルコインのトリレンマという概念を頭に入れると良いでしょう。ステーブルコインが持つトリレンマの要素としては「ペッグの安定性」「資本効率性」「分散性」の3点があり、これら3点を完全には同時に実現できないという課題を指します。その上で各種ステーブルコインプロジェクトがどの点を犠牲にしているのか、そしてどの点に重きを置いているのか注目することでよりプロジェクトに対する理解が深まるでしょう。
※免責事項:本レポートは、いかなる種類の法的または財政的な助言とみなされるものではありません。