COSMOSのエコシステム考察とATOMの投資検討
2022年03月17日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)
目次
- 前提
- COSMOSのエコシステム考察
- ATOMあるいはCOSMOS系トークンに関連するAirdrop
- ATOMの投資検討
- IBCトランザクションのHUBとしてのバリューキャプチャ
- 今後のアップデートであるInterchain Securityでのバリューキャプチャ
- 今後のAirdropへの期待
- 統括
前提
本レポートでは、COSMOSのエコシステム考察とATOMの投資検討について論考します。
2021年下半期辺りを境にCOSMOSのエコシステムが盛り上がりを見せています。COSMOS 自体はブロックチェーンではなく、様々な独自ブロックチェーンを接続するネットワークです。COSMOS SDKという独自ブロックチェーンのフレームワークが提供されており、それを元に作られた独自ブロックチェーンがIBC(Inter Blockchain Communication)で相互運用性を保持しているのがCOSMOSの特徴です。
また以前に執筆したレポートでは、2022年のトレンドの一つはアプリケーション独自ブロックチェーンであると述べました。SubstrateやAvalanchのSubnetの仕組みを用いて規模の大きいDeFiやGameFiのプロジェクトの独自ブロックチェーン化が起こっています。その中でも特にCOSMOS系のエコシステムは進化が早い状況です。
関連レポート:2022年Q1における5つのDeFiトレンド
しかし独自ブロックチェーンのネットワークであるCOSMOSエコシステムへの投資を検討するとなると、EthereumやSolana、Binance Smart Chainのように単一のスマートコントラクトプラットフォームとは性質が異なり、投資観点でもこれまでと異なる考え方が必要になります。本レポートではこれらに対する考察を述べます。
※免責事項:本レポートは、いかなる種類の法的または財政的な助言とみなされるものではありません。