Arrakis Finance V2|Uniswap V3の集中流動性を自動で最適化するストラテジーを提供するメカニズムの概要

目次

  • 前提
  • Arrakis Finance V2
  • PALM - Protocol Automated Liquidity Management
  • 懸念事項とリスク
  • 総括

前提

本レポートでは、Uniswap V3上における集中流動性をより最適化するストラテジーを可能にするArrakis FinanceのV2、及びそのマネジメントシステムのPALM(Protocol Automated Liquidity Management)の仕組み、懸念事項やリスクについて解説します。Arrakis Finance V2は、V1ではできかったような高度な戦略を展開することを可能にし、PALMはその戦略を実現する上で重要な部分を担うシステムです。
もともとArrakis Financeは、Gelato Netowrkを用いたプロトコルであるG-UNIからリブランドされたものです。G-UNIについては、以下のレポートで詳しく解説していますので、本文と合わせて参考にしていただくことを推奨いたします。

Arrakis Finance V1の概要
Arrakis Financeの初見の読者向けにArrakis Finance V1の特徴を以下に簡潔にまとめます。
  • 単一の流動性提供プールで複数の流動性ポジションを取ることができる(マルチポジション)
  • 1つのポジションで複数の手数料レベルにまたがって流動性提供ができる(クロスフィーレイヤー)
  • インパーマネントロスの発生を最小限に抑えることができる
  • Uniswap V3の流動性ポジションを代替可能(ファンジブル)なERC20トークンにする
以上のような特徴があります。Gelato Netowrkというタスクをスマートコントラクトによって自動化して、かつトラストレスに実現するDeFiプロトコルです。ピーク時のUniswap V3の全流動性の25%(約18億ドル)を占めていたこともあり、執筆時点ではTVLランキングで20位程度に位置しています。

V1ではボラティリティのあるペア(例えばETH/ガバナンストークンなど)に対して複雑な戦略を取ることができませんでしたが、V2ではボラティリティのあるペアに深い流動性を生み出すためにUniswap V3の集中流動性を最適化することを目指します。今回はそのメカニズムに焦点をあてて解説します。

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