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Sturdy Finance 無利子借り入れ可能で資本効率性の高いレンディングプロトコル

2022年11月09日

目次

  • 免責事項
  • 要約
  • Sturdy Financeの概要
  • Sturdy Financeの詳細
  • 課題と注意点
  • 総論

免責事項

今回のレポートは情報提供を主目的としており、金融商品・暗号資産・トークン等の勧誘を目的としておりません。 最終的な投資意思決定は、ご自身の判断でされるようご理解ください。そして、当該情報の正確性および完全性を保証または約束したものではありません。また、本情報に基づいて被ったいかなる損失についても一切責任を負いません。

要約

今回はSturdy Financeと呼ばれるレンディングプロトコルに関するレポートをまとめました。借り手は基本的に無利子での借り入れを可能とし、貸し手にも比較的に高利回りでの運用を可能とするレンディングプロトコルです。概要を説明した後、その詳細、課題と注意点についてもまとめています。

Sturdy Financeの概要

Sturdy Financeとは

Sturdy Financeは借り手に基本的に無利子での借り入れを可能とし、貸し手にも比較的に高利回りでの運用を可能とするレンディングプロトコルです。2022年の3月にFantom上で、6月にEthereum上のメインネットでローンチしております。このような無利子での借り入れや高利回りを実現するプロトコルのデザインとしては、借り手が保有する過剰担保型の担保資産をサードパーティーが提供するDeFiプロトコルを通じて運用を行い、その報酬を貸し手に還元することで実現しています。現状ではYearn FinanceやLido Finance、Convex Financeあたりを活用し、借り手の担保資産を運用しています。従来のレンディングプロトコルでは、借り手は借りた資産を運用して貸し手に利子を加えて返却する必要がありますが、Sturdy Financeでは借り手の担保資産を運用することで無利子での借り入れを実現します。その他のプロトコルデザインとしてはAAVEのような一般的なレンディグプロトコルとあまり変わりありません。実際にSturdy FinanceではいくつかのコントラクトはAAVEのコントラクトを踏襲しているとの説明があります。以上がSturdy Financeの概要となりますが、2022年の6月ローンチにもかかわらず、Ethereum上のTVLが執筆時点で約2,800万ドル存在し、成長の勢いが垣間見えます。
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※免責事項:本レポートは、いかなる種類の法的または財政的な助言とみなされるものではありません。