NFTフロア価格無期限先物【後編】: Floor Perp普及までの道のり
2022年10月18日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)
目次
- 前編のダイジェスト
- Floor Perpを導入・開発しているプロジェクト
- 普及までの道のり
- 総括
前編のダイジェスト
NFTフロア価格無期限先物(Floor Perp)は、BAYCやCryptoPunksといった特定のNFTコレクションの中で最も安いものの売値(フロア価格)を追跡する無期限先物(Perpetual Futures)です。
あるNFTを保有しているが手放したくない、という状況下ではFloor Perp契約をショートすることで少なくとも部分的なヘッジ効果を得ることができます。また、NFTに投資したいが現物は持ちたくない、という状況下でもFloor Perpは投機的な商品として機能します。
Floor Perpの商品設計やマーケットメイキングは一般的な無期限先物が基盤的なアイデアになりますが、NFTという特殊なアセットの性質を加味した独自の調整が必要になります。
後編となるこちらのレポートでは、まずFloor Perpの導入・開発に取り組むプロジェクトを確認しながら同商品の現状を紹介します。続いて、Floor Perpの普及に必要な技術的課題やNFT市場の環境について考察します。
※免責事項:本レポートは、いかなる種類の法的または財政的な助言とみなされるものではありません。