DeFiがどう価値を生んでいるのか身近な人に説明する方法 - 具体例を挙げながら検証する -
2022年08月04日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)
目次
- 前提
- 主要なDeFi
- NFT-Fi、GameFi、DAOでの活用
- DeFiを使ったビジネス
- 総括
前提
本レポートでは、DeFiがどのような価値を生んでいるかを例を挙げながら包括的にまとめます。
レポートの背景として、クリプト界隈に居る人がその他の人にDeFiの価値を説明した際に、「クリプト界隈の中で資金を回しているだけで世の中に価値を生んでいないのでは」という指摘があります。DeFiは暗号資産の売買がメインである点、また暗号資産も一般人から見ると投機的でマネーゲーム的な意味合いが強く見えるため、そのような指摘になる点は理解できます。友人や上司にDeFiの概念を説明する際に苦慮した方もいると思います。
また日本国内でも、DeFiは規制の関係上立ち上げが難しいために、Web3≒NFTやDAOという認識になっています。内閣府が2022年6月7日に発表した「骨太方針2022」ではNFT、DAO、メタバース、STOという文言は出てきますが、DeFiという言葉は出てきません。
ブロックチェーン技術を基盤とするNFTやDAOの利用等のWeb3.0の推進に向けた環境整備の検討を進める。さらに、メタバースも含めたコンテンツの利用拡大に向け、2023 年通常国会での関連法案の提出を図る。Fintech の推進のため、セキュリティトークン(デジタル証券)での資金調達に関する制度整備、暗号資産について利用者保護に配慮した審査基準の緩和、決済手段としての経済機能に関する解釈指針の作成などを行う。
しかしDeFiは上記のNFT、DAOなどを裏で支える技術であり、更に現実世界にも多くの影響を与えています。本レポートではその内容をまとめ、DeFiの価値を聞かれた際に一般の方や上司にも納得いく説明が出来るようになる事を目的にしています。
※免責事項:本レポートは、いかなる種類の法的または財政的な助言とみなされるものではありません。