P2Pマッチングによりレンディングの資本効率性を向上させるMorphoの概要
2022年07月29日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)
目次
- 前提
- P2PレンディングプロトコルMorphoの概要
- レンディングモデルの比較
- Morphoの仕組み
- Morphoのリスク分析
- 総論
前提
本レポートでは、レンディングプロトコルMorphoの概要を解説します。Morphoは、レンディングにおける貸し手と借り手を自動的にP2P(Peer-to-Peer)でマッチングさせることで、供給(Supply)と借入(Borrow)のスプレッドを最小限にします。
これによる資本効率性の向上により、レンディングプロトコル単体を利用するよりもAPY(Annual Percentage Yield)を最適化させることが可能です。つまり、Supplierはより多く利子を稼ぐことができ、Borrowerは借り入れ時の利息を抑えることができます。
Morphoは2022年7月12日の発表では、a16zやVariantがリードとなり1,800万ドルの資金調達を行い、その他の個人投資家からも調達しています。また、Morphoの開発、採用、分散化を追求するために、MorphoDAOを設立し開発地盤の安定化と将来的なガバナンスの分散体制の構築を準備しています。
レポート内では、レンディングプロトコルのモデル比較(P2PoolとP2P)、Morphoの仕組み、リスク分析について解説します。
※免責事項:本レポートは、いかなる種類の法的または財政的な助言とみなされるものではありません。