デルタを取らないDeFi運用手法
2022年03月02日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)
目次
- 前提
- ソフトペッグトークンペアの流動性提供
- レンディングプロトコルを活用した運用戦略
- レバレッジレンディング
- 総論
前提
本レポートではデルタ(価格変動)リスクを取らない運用方法について紹介します。ベアマーケットにおいて多くの投資家が保有資産をステーブルトークンなどにしているかと思います。そのような状況においてもデルタ(価格変動)リスクをとらずに資産運用をすることで、安定したリターンを得ることは可能となります。
※このレポートはDeFiビギナー向けの内容となりますので、より複雑なストラテジーについては紹介をしていません。また、本レポートで紹介しているプロトコルについて利用を推奨するものではありません。
【Executive Summary】
- デルタをとらないDeFiでの運用方法としては(1)ソフトペッグペアでの流動性提供、(2)レンディングプロトコルで借入をして同一トークンでの運用、(3)レンディングプロトコルを活用したレバレッジレンディングなどがある
- (1)AMM(Automated Market Makers、自動マーケットメイカー)に流動性提供をする通貨ペアの相関性が低いとImpermanent Loss(IL)が発生するため、相関性が高いペアでの流動性提供による運用でILリスクを排除することが可能
- (2)レンディングプロトコルで借入したトークンをそのまま流動性提供をすることで、デルタ(価格変動)リスクを排除した運用が可能
- (3)レンディングプロトコルがユーザーからTVL(Total Value Locked)を集めるために預入金額に応じてガバナンストークンをボーナスで配布している場合、借入したトークンをそのまま預け入れることでデルタ(価格変動)リスクを排除して利ザヤを稼ぐことが可能
※免責事項:本レポートは、いかなる種類の法的または財政的な助言とみなされるものではありません。