LensProtocolの概要 |Aaveチームが開発するSocial-Fiプロジェクト
2022年02月08日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)
目次
- 前提
- LensProtocolの概要
- 総括
前提
本レポートではWeb3.0ソーシャルグラフプロジェクトLensProtocolを概説します。
LensProtocolはDeFiレンディングプロトコルAaveのチームが開発する、Web3.0ソーシャルメディア構築を補助するデータレイヤー(ソーシャルグラフ)提供を目的としたプロジェクトです。執筆時点では公式アナウンスされたばかりであるため詳細情報が不足していますが、現在公開されている限りの情報で本プロトコルを概説します。
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ソーシャルグラフとはウェブ上に存在する人の相関関係を表す情報のことです。LensProtocolが目指す方向性を一言で表すならば、SSI(自己主権型ID)によるソーシャルグラフの実現とその結果構築可能になるWeb3.0ソーシャルメディアの実現であり、デジタルIDやそれに紐づく活動の制御如何の自由度を高めることを目的としたプロジェクトと言えます。その結果得られる利点はさまざまかと思いますが、ブロックチェーンの基本的なコンセプトの一つとも言えるコラボレーションゲームの実現が期待されるのではないでしょうか。
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なおLensProtocolは現在Polygonのテストネット(Munbai)で稼働しており、今後メインネットにローンチ予定です。コードは執筆時点でPeckshieldによる監査を終えています。バグバウンティも実施しています。
※LensProtocolはコンポーザビリティ(構成可能性)/モジュール性を意識してゼロから設計されたオープンソースプロジェクトです。
※免責事項:本レポートは、いかなる種類の法的または財政的な助言とみなされるものではありません。