Polkadot/KusamaのPLO現状(2021年12月時点)と今後のロードマップ
2021年12月14日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)
目次
- 前提
- PLO(Parachain Lease Offering)の概要
- PolkadotとKusamaのPLOの違い
- KusamaのPLO振り返りと現状
- PolkadotのPLO 第1バッチの現状
- PolkadotのPLO 第2バッチの予定
- 今後のロードマップ
- 総論
前提
本レポートでは、ブロックチェーンの相互運用性に関する課題解消を主な目的としたプロジェクト、Polkadot/Kusamaの重要イベントであるPLOの現状(2021年12月執筆時点)と今後のロードマップについて述べます。
Polkadotの概要については以下のレポートから確認できます。
PLO(Parachain Lease Offering)の概要
PLOはPolkadot独自の仕組みであり、各プロジェクトがParachainとしてRelaychainに繋がるために競い合う一大イベントです。Parachainが繋がるためのスロットは現段階では100を目標としており、数が限られています。順番にスロットが解放されていくため、意欲的なプロジェクトはいち早くオークションに勝つためにマーケティングを行い、最初のオークションは熾烈な物になります。
PLOは自己資金で戦うことも出来ますが、その場合かなり大きな金額を用意する必要があるため、ほとんどのプロジェクトがコミュニティに支援を呼びかけてDOT/KSMを集めます。このことをクラウドローンといい、支援へのお礼とロックされるDOT/KSMの機会損失への補填として、各プロジェクトの独自トークンを配布するというICO的な側面もあります。このことから投資家からの注目度も高いイベントと言えるでしょう。
より詳しいPLOの概要については以下のレポートからも確認できます。
※免責事項:本レポートは、いかなる種類の法的または財政的な助言とみなされるものではありません。