Internet Computer上のSocialFi×NFT|DSCVR・Dmail・Canistore
2021年11月14日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)
目次
- 前提
- DSCVR|NFT保有者限定の文字エフェクト効果
- Dmail|Web3.0版Gmail
- Canistore|デジタルコンテンツのソーシャルストアdApps
- 総論
前提
本レポートではInternet Computer(以下IC)上で芽生え始めたSocialFi×NFTの様相に着目し、執筆時点で開発されているプロジェクト群を概観します。
今回紹介するSocialFi×NFTは、IC上のNFTプロジェクトがコレクティブNFTとしての使用価値に加えて「備える可能性のある一つの特徴」を表しています。そもそもSocialFiとはソーシャルネットワーク×金融のことであり、Ethereum上のNFTであってもDAOメンバー専用のDiscordチャンネルへのアクセス制御のように、金融商品にもなり得るNFTを用いる例(Collab.land)は存在しています。このようにデジタル資産としてのNFTは、投資対象であると同時にコミュニティを閉じる(結束させる)ものとしても機能しています。この点は以下の関連レポートで触れています。
【関連レポート】
IC上のSocialFiはフルオンチェーンでありながらトランザクションコストをユーザーが支払う必要がない(または軽微な取引コスト)といったようなICの特徴を活かして、NFTをこれまでとはまた別のシナリオで、よりソーシャルネットワークらしい使用価値をNFTに与えようとしているように筆者は感じています。執筆時点でさまざまなプロジェクトが立ち上がり始めていますが、その中から今回はDSCVR、Dmail、Canistoreを取り上げます。なお、いずれも概説するのみで詳細には触れず、あくまでSocialFi×NFTとは何かを大まかに掴んでいただくことを本レポートの目的とします。
※Internet Computer(Dfinity)の概要及び2021年の動向については以下の関連レポートを参考ください。
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※免責事項:本レポートは、いかなる種類の法的または財政的な助言とみなされるものではありません。