Illuvium(ILV)|ImmutableX上の分散型RPG Illuviumの概要
2021年11月04日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)
目次
- 前提
- Illuvium概要
- DeFi(分散型金融)との融合
- ILV/sILVトークン
- 総論
前提
本レポートではImmutableX上で開発が進められている分散型RPG Illuviumを概説します。
基盤となるImmutableXはNFTを対象とするEthereumのレイヤー2ソリューション(Zk-Rollup)です。今回概説するIlluviumの他、トレーディングカードゲームであるGods UnchainedやTiktok Top momentがImmutableX上で展開される予定であり、NFTのレイヤー2ソリューションとして期待される基盤の一つです。
上画像はIlluvium公式サイト画面ですが、副題にFight for ETHと記載されているようにIlluviumは所謂Play to Earnゲームです。ETHとは別にネイティブトークンILV(ERC20)が存在しますが、ILVはEthereum上のステーキングやガバナンスに用いられるものであり、ホワイトペーパーによればゲーム内課金は主にETH建で行われ、課金されたETHはIlluvium Vaultに送信され、その後ILV保有者に分配されるようです。少しややこしいですが、これらとは別にsILVトークンが存在し、こちらはImmutableX上に展開するゲーム内で通貨として用いられます。
本レポートでは基盤となるImmutableXについての解説は行いません。主にIlluviumの概要とネイティブトークンILVの用途について概説します。メタバースおよびPlay to earn(P2E)ゲームについては以下の関連レポートを参考ください。またレイヤー2については以下のレイヤー2タグをご参考ください。なおImmutableXはZk-Rollupベースです。
【P2Eゲーム関連レポート】
【レイヤー2関連レポート】
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