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イールド・トークナイゼーション イールドのトークン化がなぜ重要なのか?ミスプライスと潜在的巨大市場

2021年10月26日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)

前提

先日(2021年10月20日)に将来のイールドをトークンナイズしてセカンダリー市場で売買することを可能とするプロトコルであるElement FinanceがシリーズAとしてバリュエーション3.2億ドルの評価で、3,200万ドルの大型資金調達をしたことを発表しました。
Element Financeは従前よりシードラウンドにてA16zやPlace Holderなど著名VCから資金をするなど注目を集めていましたが、今回の資金調達ではMakerDAOやAAVEなど著名なDeFiプロトコルの創設者やCEOが投資家として参加していることが注目されています。
また、Element Financeと同様に将来のイールドをトークン化(流動化)するプロトコルは、Pendle、Tempus、Senseなどここ1年以内で複数のプロジェクトが立ち上がっており、まもなくプロダクトのリリース予定となっています。
なぜ著名VCやDeFiプロトコルの関係者がこぞってイールド・トークナイゼーションプロトコルへ多額の投資をしているのか、なぜ突然複数のイールドのトークナイズプロトコルがリリースされているののでしょうか。それを理解するには、バズワードとなっているDeFi2.0における要素である資本効率(Capital effifiency)およびプロトコルが保有する流動性(Protocol owned liquidity)の観点から現在の事象を見る必要があります。
そして、プロトコルが保有する流動性のパイオニアであるOlympus DAOの出現により、今まで市場がみていなかったイールドマーケットの存在を市場が認識せざるを得なくなりました。この事からDeFi2.0がただのバズワードではなく、DeFiエコシステムをより発展させていくファクターになっていくものになると著者は考えています。
本レポートでは、実際にサービスをローンチしているPendleを用いながら、イールドのトークナイズはどのような影響をマーケットに与えるのかについて解説していきます。
Pendleについての情報は下記URLをご参照ください。
■Pendle 公式Webサイト
https://www.pendle.finance/
■ドキュメント
https://docs.pendle.finance/
■ソースコード
https://github.com/pendle-finance
なお、Pendleと同様に将来の金利をトークン化するElement financeの概要については下記レポートをご参照ください。(PendleとElement Financeは仕組みが類似しているため、本レポートでは重複する箇所についての説明は省いております。)
■Element Financeの概要 将来の金利をトークン化できるDeFiプロトコル
https://hashhub-research.com/articles/2021-07-18-element-finance-overview
また、類似するプロジェクトであるTempus, Senseの公式Webページは下記となります。
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※免責事項:本レポートは、いかなる種類の法的または財政的な助言とみなされるものではありません。