Element Financeの概要 将来の金利をトークン化できるDeFiプロトコル
2021年07月18日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)
目次
- 前提
- Element Financeの概要
- 総論
前提
本レポートではElement Financeの概要について解説します。
Element Financeは将来の金利をトークン化できるDeFiプロトコルです。将来の金利をトークン化して流動化して市場をつくることで、DeFiで主要な変動金利ではなく固定金利でのレンディングが可能になったり、トークン化された金利を元に新たな潜在的収益機会をもたらすプロトコルです。
Element Financeは2021年6月にEthereum上にメインネットローンチをしました。本レポートでは同プロトコルの仕組みを解説します。
Element Financeの概要
Element Financeの仕組みの核は、ユーザーのインカムゲインが発生するポジションを、原資産と将来の金利に分離することにあります。
ここでのインカムゲインを得るポジションとは流動性提供・レンディング・ステーキングなど様々なものを指します。Element Financeでは、原資産をトークン化したものをPrincipal Token (PT)、将来の金利をトークン化したものをYield Token (YT)と呼称しています。
将来の金利のトークン化は以下のように行われます。
※免責事項:本レポートは、いかなる種類の法的または財政的な助言とみなされるものではありません。