Polygon上のDeFiの概観およびセキュリティ上の懸念やリスクについて

目次

  • 前提
  • 急成長するPolygonのDeFi経済圏、主要なDeFi
  • 実際にPolygonを使う場合の方法と2つのブリッジの方法
  • Polygonのセキュリティ上の懸念
  • 総論

前提

本レポートでは、Polygon上のDeFiの概観とセキュリティ上の懸念について解説します。
Polygon(旧MATIC)はEthereumのサイドチェーンプロジェクトです。プロジェクトチームはレイヤー2と主張していますが、実態としてはサイドチェーンに近いため本レポートでは便宜上サイドチェーンと表現します。Polygonについて基本的な解説は下記のレポートを参照してください。
2021年4月以降、このPolygon上のDeFiアプリケーションが増えてエコシステムが急成長しています。
一方、Polygonにはセキュリティを懸念する声も多くあがっています。今回のレポートではいずれの点も網羅して、Polygonの現状を理解することを目的とします。

急成長するPolygonのDeFi経済圏、主要なDeFi

まず前提としてPolygonのDeFi経済圏は急激に成長しています。
6月5日時点でのTVL(スマートコントラクトにロックされている総額)は$7.5 billion(75億ドル)です。PolygonはEthereumのサイドチェーンであり、Polygon→Ethereumに資産を移動する際には、Ethereum上にデプロイされたPolygonのスマートコントラクトに資産がロックされます。つまり$7.5 billion(75億ドル)はEthereumからPolygonに移動した資金の総額です。
https://defipulse.com/polygon
Polygon上でのユニークアドレスの数も日に日に増加しています。
参照:https://www.covalenthq.com/
PolygonはEVM互換のため、Ethereum上で開発されたアプリケーションの移植が容易で、様々なアプリケーションがPolygon上でもマルチチェーン展開の一環でデプロイしています。Ethereum上でよく知られたプロジェクトで、Polygon上でも展開を始めた事例として、SushiSwap・Aave・Curve・Graph Network・API3などがあります。これらのプロジェクトがPolygonへのデプロイを開始したのは、4月頃でTVLの増加が始まったきっかけになっています。
他、Polygon上のプロジェクト一覧としては下記のサイトが詳しいです。同ページによると6月5日現在で36のDeFiプロジェクトがPolygonで公開されています。
参照:https://awesomepolygon.com/

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