Polygonの概要(旧:Matic Network) ユースケースを拡大するEthereum上のレイヤー2ソリューション
2021年02月11日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)
目次
- 前提
- Matic Networkの基本概要
- スケーラビリティ
- チェックポイント
- ユーザーエクスペリエンス
- パブリックサイドチェーン
- EVM互換
- Matic Networkのレイヤー2の仕組み
- 基礎的なアーキテクチャ
- Fraud Proofs
- ユーザーフロー
- Matic Networkを使用するアプリケーション
- OpenSea
- Tokenized Tweets
- Polymarket
- 独自トークンMATICの概要
- ユースケース
- トークンディストリビューション
- Matic Networkを含む様々なレイヤー2にアクセスできるプラットフォームPolygon
- 総論
前提
本レポートではPolygon(旧:Matic Network)の概要について解説します。Polygonは、Ethereum上のレイヤー2ソリューションフレームワークです。近年Ethereumのブロックチェーンは混雑によりネットワーク手数料が高騰しており、スケーラビリティ問題が顕在化しています。トランザクションをオフチェーンで処理するレイヤー2はこの問題の有力な解決策です。
2021年上半期現在は、Optimistic Rollup、ZK-Rollupが特に注目されていますが、Matic Networkはそれらより先の2020年6月にメインネットローンチをしたスケーリングソリューションです。その後、2021年2月に、メインプロダクトとしてのMatic NetworkはPolygonにリブランディングしています。Matic NetworkはPlasmaとPoSを応用したレイヤー2で、PolygonはMatic Networkを含むOptimistic Rollupなど様々なレイヤー2を使えるプラットフォームのような位置づけです。
Matic Networkが2020年6月にメインネットローンチをして以降、Matic Networkに移行するプロジェクトは少しずつ目立ち始めています。レイヤー2のフレームワークには様々な選択肢がある中で、開発者にとってMatic Networkはその開発フレームワークの選択肢の一つとなっています。
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https://hashhub-research.com/articles/2020-06-13-scalability-technology-4categories
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今回のレポートでは、PolygonとMatic Networkの基本概要や独自トークンMATICについて解説します。
Polygon公式サイト:https://polygon.technology/
Polygonライトペーパー:https://polygon.technology/lightpaper-polygon.pdf
Polygonライトペーパー:https://polygon.technology/lightpaper-polygon.pdf
Matic Network公式サイト:https://matic.network/
Matic Networkホワイトペーパー:https://github.com/maticnetwork/whitepaper
Matic Networkホワイトペーパー:https://github.com/maticnetwork/whitepaper
※免責事項:本レポートは、いかなる種類の法的または財政的な助言とみなされるものではありません。