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P2Pクロスボーダー決済システムの影響下で変化する コルレス銀行の将来の役割

2021年02月19日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)

目次

  • 前提
  • コルレス銀行の概要
    • コスト増、規制要件対応、リスク認識の高まりとともに減少傾向を示すコルレス銀行業務
  • BNY Mellon発行「Innovation in Payments」にみるコルレス銀行の今後の役割
    • コルレス銀行の将来の役割
  • 総論

前提

本レポートではデジタル通貨によるP2Pクロスボーダー決済とコルレス銀行の今後の役割について概説および考察を行います。※コルレス銀行(Correspondent Bank)とは、外国に送金するにあたり、その通貨の中継地点となる銀行のことです。
デジタル通貨によるP2Pベースのクロスボーダー決済とは暗号資産、CBDC(中央銀行デジタル通貨)、ステーブルコインを用いた決済のことを本レポートでは指しています。従来のコルレス銀行の主な役割はクロスボーダー決済、貿易金融の円滑化にあり、言い換えると金融包摂を促進するためのネットワークであるとも言えます。現代のような国際社会にあってこのようなコルレス銀行が果たす役割は未だ重要でありますが、仮にデジタル通貨によるP2Pベースのクロスボーダー決済が普及した場合にはその役割やその存在の意味合いは随分と変わってくるのではないでしょうか。
本レポートではコルレス銀行の従来の役割をまず解説し、その後BNY Mellon(The Bank of New York Mellon Corporation)によるレポートを参照しながら、将来のコルレス銀行の役割について考察します。
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※免責事項:本レポートは、いかなる種類の法的または財政的な助言とみなされるものではありません。