Mirror Protocolの概要 合成資産としてトークン化された株式などを生成・トレードできるプロトコル
2021年01月18日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)
目次
- 前提
- Mirror Protocolの基本概要
- Mirrored Assets(mAssets)
- 分散型取引所のTerraSwap
- 精算・オラクル・価格のペグの仕組み
- 精算:
- オラクル:
- mAssetsの価格のペグ:
- 他のブロックチェーンとのインターオペラビリティ
- ガバナンストークンMIRの概要
- ユースケース
- トークンディストリビューション
- 総論
前提
本レポートではMirror Protocolの概要を解説します。
Mirror ProtocolはTerraのブロックチェーン上で構築された合成資産としてトークン化された株式などの生成・トレードができるプロトコルです。
合成資産は、例えば暗号資産ETHをスマートコントラクトに担保にして1ドルにソフトペグするステーブルコインを生成するなど、なにかしらの暗号資産を担保にして異なる通貨・株式・コモディティなどに価格がターゲットされたトークンを生成することを特徴とします。合成資産の例としては、MakerDAOのDAIや、SynthiexのsUSD、sGOLDなどが挙げられます。
関連レポート:MakerDAO/DAIの概要、Ethereumの経済圏で広く利用される分散型Stablecoin
https://hashhub-research.com/articles/2018-11-13-overview-makerdao-and-dai
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関連レポート:Synthetixの概要・仕組み MakerDAOと似た仕組みでEthereum上であらゆるアセットを構築することを目指すプロジェクト
https://hashhub-research.com/articles/2019-04-04-synthetix-overview
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Mirror Protocolも同様の形式を取るDeFi(分散型金融)のプロジェクトです。その他の合成資産と比較して、独自のブロックチェーン上にこれらのシステムを構築している点などが新しいと言えます。
本レポートではMirror Protocolの基本的な概要と仕組み、ガバナンストークンMIRについて解説します。
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