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Music NFTの像 2022.0107|1.Music NFTマーケットプレイスの模索〜Catalog・Sound.xyzの事例〜

2022年01月07日

目次

  • 前提
  • NFT化によるアプローチの違い
  • 1.マーケットプレイスからのアプローチ|コンテンツのコモディティ化とNFT市場
  • NFTマーケットプレイスが孕む「希少性」というメッセージ
  • Music NFTプラットフォーム|Catalog・Sound.xyz
  • 総括

前提

「Music NFTの像」と題して2022年1月時点のMusic NFTの現状、及びその動向をシリーズ化して概説します。
執筆時点でのNFTと言えばBAYC(Bored Ape Yacht Club)のようなPFP NFTをはじめとする「視覚表現としてのNFT」を主に想起させるかと思いますが、本シリーズが対象とするNFTは「聴覚表現としてのNFT」です。
この「聴覚表現としてのNFT」は必ずしも音楽/Musicを指すわけではなく、広く「音」を対象としています。そのビジネスモデルや表現方法は今まさに模索されている段階であり、筆者の肌感覚では「the 成功モデル」と呼べるようなものや「表現としての新奇性」のあるものは未だ存在していないのではないかと感じています。
例えば視覚表現としてのNFTは、2021年にPFP/generativeといった言葉とともにNFT像の模索がなされ、CC0の如何とともにアテンションエコノミーとは異なる次世代エコノミーが語られるほどにはNFTの成功モデルが(ゆるやかではありますが)固まってきている印象を受けます。これは2021年に成功モデルのノウハウをトレースしたプロジェクトが、ブロックチェーンを跨いで勃興した様がそれを物語っていると言えるでしょう。
方や「聴覚表現としてのNFT」の現状はどうなのでしょうか。本シリーズでは執筆時点でのMusic NFTプロジェクト群を紹介しながら、その現状と動向を概説していきます。また、執筆及び調査の過程で朧げながら見えてくる「Music NFTの像」の如何について筆者考察を加えていきたいと思います。

【Music NFTの像シリーズ】
  1. Music NFTの像 2022.0107|1.Music NFTマーケットプレイスの模索〜Catalog・Sound.xyzの事例〜
  2. Music NFTの像 2022.0111|2.希少性と視覚表現の付与〜WVRPS・SoundMintの事例〜
  3. Music NFTの像 2022.0118|3.ブラインドミント〜Mudd DAOの事例〜
  4. Music NFTの像 2022.0120|4.市場供給量の調整〜EulerBeatsの事例〜
  5. Music NFTの像 2022.0122|5.音源のDAO管理〜Holly+の事例〜
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