Music NFTの像 2022.0118|3.ブラインドミント〜Mudd DAOの事例〜
2022年01月18日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)
目次
- 前提
- Mudd DAO
- 総括
前提
本レポートは「Music NFTの像」シリーズ第3弾です。今回はMusic NFTがビジュアルNFTから引き継いだ特徴その2「ブラインドミント」に焦点を当て、Mudd DAOを例にその傾向を解説します。
Blind mint(ブラインドミント)とはその名の通り、NFTの特性の組み合わせ、希少性などの正確な情報を与えられずに一定の価格帯(一部割引などあり)で鋳造する手法です。Generative系のビジュアルNFTコレクションが採用する一般的な一次販売方法ですが、Generative Music NFTの場合もこの手法を採用しているパターンが散見されるようになってきています。
通常、ブラインドミントを採用した場合、そのNFTコレクションの鋳造後(または鋳造期間の終了後)に希少性情報が公開されます。そのためブラインドミントは「宝くじ」購入に近い体験とも言えますが、より厳密にはパッケージ化されたトレーディングカード購入に近しい体験であると言えるでしょう。なぜならGenerative NFTは「アタリは公開される(推測できる)」+「2次販売される」という点で宝くじとは異なり、単なる運だけではなく、2次市場公開前後にアタリハズレを自身の手持ちコレクション、またはその他購入者からの情報、公式情報から勝ち筋をある程度推測して行動することができるからです。
その意味でブラインドミントは、何が得られるかわからないという「宝くじのような体験」と希少特性の早期発見による「2次市場での早期割安発見」という主に二つの体験をNFTコレクションに付与しているのではないかと考えられます。
【ビジュアルNFTからMusic NFTが引き継いだ特徴】
- 希少性の表現
- ブラインドミント
- 供給量の調整
- DAO
【Music NFTの像シリーズ】
※免責事項:本レポートは、いかなる種類の法的または財政的な助言とみなされるものではありません。