Yearnが組成するDeFiパートナーシップの詳細
2020年12月16日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)
目次
- 前提
- Yearnの歩み
- Yearn×DeFiプロダクトのパートナーシップ
- Yearnパートナーの概観
- SushiSwap
- CREAM
- Cover
- Pickle
- Keep3r
- Akropolis
- PowerPool
- 総論
前提
本レポートではDeFiの最前線を走るYearnとその周辺プロダクトの概観を行います。
YearnはAndre Cronje氏が創設したDeFiプロダクトですが、流れが早いDeFi領域の中でも開発が特に早く、次々と新プロダクトや新機能をローンチすることで知られています。最近ではSushiSwapやCREAMとの提携、PickleやCoverとの統合など、パブリックブロックチェーン上ではあまり見られない開発リソースの共有や緩やかなパートナーシップを発表しており注目を集めています。
次節以降はローンチ以降のYearnの動きを概観した上で、各パートナーシップの概要を見ていきます。なお、公式ブログでは”Partnership“や”Merger“など、各プロダクトとの統合の度合いやその中身に応じて表現が変えられていますが、以下ではパートナーシップに統一します。また、後述するように”Merger“という用語が用いられている箇所も従来のM&Aとは異なり、買収された側のトークンが上場廃止になったり、1:Mでトークン交換を実施したりということはありません。
*参照レポート:yearn.financeとYFIトークンを軸にDeFiの最前線を理解する
https://hashhub-research.com/articles/2020-07-27-yearn-finance
https://hashhub-research.com/articles/2020-07-27-yearn-finance
*参照レポート:Ethereum上のジョブマッチングを行うKeep3r by Andre Cronjeの概要
https://hashhub-research.com/articles/2020-11-20-about-keep3r
https://hashhub-research.com/articles/2020-11-20-about-keep3r
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