API3トークンの概要 ブロックチェーン上に外部データソースを持ち込む分散型APIのネットワーク

2020年12月12日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)

目次

  • 前提
  • 現在の主要なオラクルプロジェクトの課題とAPIコネクティビティ問題
    • 現在の主要なオラクルプロジェクトの課題
    • APIコネクティビティ問題
  • API3の基本概要
  • API3の仕組み
  • API3トークンの概要
    • API3トークンのユースケース
    • トークンディストリビューション
  • 総論

前提

本レポートでは、API3の概要について解説します。
API3のコンセプトは分散型APIです。通常、ブロックチェーンのアプリケーションを構築する際には、ブロックチェーンの外部データが必要となることが多々あります。例えば、Ethereumのブロックチェーン上で米国株式市場の指数であるS&P500と価格が連動する仕組みをもつ先物を作ろうとした場合、基準価格はブロックチェーンの外から取得する必要があります。この基準価格を外から取得する仕組みをオラクルと言います。オラクルの主要プロジェクトには、ChainlinkやBand Protocolが存在します。
しかし後述しますが、API3は、ChainlinkやBand Protocolの設計上の課題を指摘し、ブロックチェーンの新しいデータ取得モデルを提案しています。それがオラクルではない分散型APIという新しい概念です。今回のレポートではAPI3の概要と仕組み、またガバナンストークンのAPI3の概要について解説します。
公式サイト:https://api3.org/
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